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Googleマップにも「Gemini」導入 自然言語で質問できる「Ask Maps」をまずは米国で

2024年11月01日 10:21  ITmedia NEWS

ITmedia NEWS

 米Googleは10月31日(現地時間)、「Googleマップ」にもGeminiモデルを統合すると発表した。また、ナビゲーションやイマーシブビューの強化も行う。まずは米国のモバイルアプリで展開していく。


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 Googleはこれまで、WorkspaceやGoogleフォトなど、多くの自社サービスにGeminiを統合してきた。


Ask Maps


 「Ask Maps」は、Geminiを活用してユーザーの質問に対して最適な回答を提供する機能。例えば「ボストンで友達と夜に楽しめる場所」のような自然言語で質問すると、質問に応じて、テキスト、画像、地図上の表示など、様々な形式で回答を提供する。


 レストランを選ぶ際に、口コミを詳しく知りたい場合は、「<レストラン名>の雰囲気は?」と質問することで、Geminiが口コミ情報を要約して提供する。


ナビゲーションの強化


 ドライブ(車でのナビ)で、「ドライブ全体をより簡単にするためのメジャーアップデートを導入」する。ルートを設定し、「add stops(立ち寄り先を追加)」をタップすると、人気のランドマーク、アトラクション、景勝地、レストランのオプションが表示されるようになる。


 また、車線、横断歩道、道路標識を地図上に明確に表示し、どの車線にいるべきかを正確に表示する。ナビゲーション中は、車線マーカーの青い線に従えば合流などを安全に行えるとしている。


イマーシブビューの拡大


 イマーシブビューは、AIやコンピュータービジョン技術を活用した、ランドマークやルートなどを仮想空間上に再現する機能。


 対応都市が京都を含む150都市に拡大される。また、大学のキャンパスなど、新しいカテゴリの場所が追加される。ルートのイマーシブビューでは、ルート上で複雑なカーブなどに遭遇した場合に、駐車する場所を知らせ、ハイライト表示して準備できるようにする。