2024年11月01日 06:11 ITmedia Mobile
iOS 18では、「カレンダー」アプリにも機能アップデートがあった。変更点として覚えておきたいのは、「(1)新しい表示スタイル」と、「(2)カレンダーアプリ内からのリマインダー登録/管理」の2点だ。意識せずにカレンダーアプリを使っている状態では、気付きづらい部分でもあるので、改めて両機能の概要と操作方法について紹介しよう。
●新しい表示スタイル
iOSのカレンダーアプリでは、月単位と日単位の表示を切り替えられる。iOS 18では、切り替えのバリエーションが増え、具体的に月表示では「コンパクト」「スタック」「詳細」「リスト」の4種類を、日表示では「単一日」「複数日」「リスト」の3種類を選択できるようになった。
例えば、月表示の「コンパクト」では、記録した予定の内容は表示されない分、1.5カ月分の日付を一覧で確認できる。そもそも月表示で予定の詳細を確認することを期待していない場合に最適だ。
日表示では新たに「複数日」が選択できるようになり、指定した日の翌日の予定を横に並べて表示できる。2日間に渡ったスケジュールを一度に俯瞰できる他、いわゆるリスケ作業などで、登録イベントをずらす際にドラッグアンドドロップが行いやすいのもメリットだ。
●カレンダー内からのリマインダー登録・管理
iOS 18のカレンダーアプリでは、新規イベントを登録する際に、「リマインダー」アプリ内で管理するタスクとしての登録が可能になったことも重要だ。
操作手順例は、カレンダー画面のイベントが配置されていない部分を長押しし、新規イベントの作成画面を開き、「新規」と表示された画面の上部にある「予定」と「リマインダー」のタブで、後者を選択しよう。
後は「タイトル」と「メモ」、そしてタスクを登録する「リスト」を指定し、「追加」をタップすれば登録完了だ。なお、適したリストが無い場合には、リマインダーアプリ側の操作であらかじめ作成しておこう。
カレンダー上に表示されたタスクは、そのままタップでチェックをつけることもできる。わざわざリマインダーアプリを開かずとも、カレンダー上でタスクを管理しやすくなったので、うまく活用したい。
なお、カレンダー上のタスクを長押しして表示される吹き出しのメニューから「“リマインダー”で表示」を選択すると、該当のリマインダーのリストを素早く表示できることも合わせて覚えておこう。