新入社員がすぐ辞めてしまう職場には何かしらの理由があるのかもしれない。
「販売ノルマの厳しさと半年ごとの人事考課で給料がどんどん減らされる環境に、入社時は300人いた同期が1年で50人になりました」
と語るのは、神奈川県に住む30代前半の女性だ。10年ほど前に新卒入社した家電量販店でのことだという。(文:真鍋リイサ)
8か月で200人以上が退職した職場も!?
パワハラも横行している職場だったらしく、
「私もパワハラを受けたりして3年目に退職しましたが、その時には同期は5人しか残っていませんでした」
3年前には300人いた同期がたった5人しか残っていなかったとは衝撃だ。よほどひどい環境だったのだろう。
また、埼玉県に住む50代女性は、職場の「古株」からの嫌がらせが原因で退職したそう。
「派遣でした。フルタイムなのでパートと仕事は同じです。8か月でパート古株からの嫉妬(中略)嫌がらせに耐えかねて退職」
8か月とは短いように感じるが、「それでもよく頑張ったと総務の人事にいわれました」というから相当悪質な嫌がらせだったのだろう。しかし人事が放置していたとはおかしな話だ。
驚くことに、新人が入ってきては辞め、入ってきては辞めという状態で、8か月経っても女性が新人のままだったという。嫌がらせの内容は詳しく分からないが、ひどい内容だと推測される。
退職者は「新入社員含め200人いや、もっとかもしれません」というが、対して古株は「30人程度」。そのうちの「半分以上が嫌がらせをする」そうだが、「200人くらい必要な食品工場」で、短期間に200人以上を退職に追い込んでいるとは悲惨すぎる。
「覚えては辞め、何のメリットもないことに疑問を抱かないのかな。といつも思っていました」
どの職場でも人手不足が問題になっている。新人が次々と辞めていくような職場は早急に根本原因を突き止め、改善したほうがいいだろう。
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