エアバスは、イベリア航空にエアバスA321XLR型機を引き渡した。引き渡しは世界で初めて。
CFMインターナショナル製のLEAP-1Aエンジンを2基搭載し、航続距離は4,700海里。長距離仕様のエアバスA321LR型機より15%長い。全世代の競合機と比較して燃料消費量も30%少ない。
11月下旬にマドリード~ボストン線で運航を開始することを予定しており、北米市場へのネットワークを強化する。慣熟飛行として欧州路線の運航から始める。8機を導入する見通し。
ビジネスクラス14席、エコノミークラス168席の計182席を配置する。ビジネスクラスは全席が通路に面し、フルフラットとなる革張りシートで、身の回り品を収納できるコンパートメント、18インチ4Kモニター、個別照明も有する。エコノミークラスはレカロのCL3810を採用し、4インチのリクライニングが可能となる。大型の頭上手荷物棚も設け、全席にBluetooth接続による機内エンターテインメントの視聴、メッセージサービスが無料のWi-Fi、USB-AとUSB-C電源を備える。
エアバスのクリスチャン・シェーラー民間航空機部門CEOは、「5年をかけて開発されたエアバスファミリーの最新メンバーが、最初の運航会社であるイベリア航空に加わる準備が整いました。A321XLRにより、数え切れないほどの新しい直行便が就航し、航空接続の新たな章が開かれます。これは、常に革新を追求し、お客様に価値を提供するというエアバスの取り組みにおいて、私たち全員にとって誇らしい「初」です。特別なお客様とこの特別な瞬間を共有できることを嬉しく思います。イベリア航空、おめでとうございます」とコメントした。