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iPhoneでシャッター音を鳴らさずに写真撮影する3つの手段

2024年10月30日 15:51  ITmedia Mobile

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 静かな環境で鳴り響くスマートフォンのシャッター音──せめて音が小さくなればと、スピーカーの穴を指で塞いで撮影するという、涙ぐましい努力をしたことがある人もいるでしょう。


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 あるいは、電車の中で気になる画面のスクリーンショットを撮影したら盛大に音が鳴り、気まずい思いをしたという人も少なくないかもしれません。


 スマホのカメラでシャッター音が鳴るのは、盗撮防止のために仕方がないとも思えるのですが、実は音が鳴ってしまうのは日本の独自仕様です。海外では、シャッター音を消せるのが当たり前です。


 日本で販売されているiPhoneも、海外に持ち出して消音モードにすればカメラのシャッター音が鳴らなくなります。ちなみに、スクリーンショットの音は消音モードにしていれば日本でも鳴りません。


 「なぜカメラのシャッター音は日本だけ消せないのか……」と嘆いていても仕方がないので、この記事では日本にいてもiPhoneのシャッター音を鳴らさずに済む3つの方法を紹介します。もちろん、盗撮や違法行為、マナー違反行為に使わないというのは大前提です。


●ビデオ撮影中に静止画を撮影する


 iPhoneのカメラアプリでは、ビデオ撮影中に静止画の撮影も可能です。このとき、動画撮影の妨げにならないようにシャッター音は鳴りません。これを利用することで、シャッター音を鳴らさずに写真を撮影することが可能です。


 ビデオ撮影の開始/停止時に小さく「ピン」「ポコン」という音が鳴ってしまうので、厳密には無音にできるわけではありませんが、シャッター音よりも気にはなりません。


 注意点として、ビデオ撮影中にスクリーンショットを撮るようなイメージなので、撮影される写真のアスペクト比はビデオと同じ16:9になります。


●Live Photosで撮影する


 iPhoneのカメラアプリには、Live Photos(ライブフォト)という機能があります。これは、シャッターを押した前後1.5秒ずつ、合計3秒の映像を記録できるというものです。このLive Photosで撮影する場合、通常のシャッター音は鳴らずに、撮影終わりに小さく「ポコン」というビデオ撮影の停止時と同じ音が鳴ります。


 撮影した写真は短い動画としても再生できますが、その中から選んだ「キー写真」を通常の静止画と同じように扱うことも可能です。こちらも完全に無音にできるわけではありませんが、通常のシャッター音よりも小さい音で済みます。


●無音化できるサードパーティーのカメラアプリで撮影する


 小さな電子音も鳴らしたくない、完全に無音化したいということであれば、標準のカメラアプリではなく、シャッター音を無音化できるサードパーティーのカメラアプリを使う方法があります。


 シャッター音を鳴らさないカメラアプリはいくつかありますが、メジャーなところでは下記のようなアプリがあります。


・「StageCameraHD2 - 高画質のカメラ」


 写真を高画質で撮影できる上に、消音モードでは無音化できるカメラアプリです。無料で利用できますが、5枚撮影毎に広告が表示されます。また、高解像度や4Kビデオなどの機能を利用するにはアプリ内課金(690円)が必要です。


・「シンプルカメラ」


 最大48MPで撮影可能なカメラアプリです。消音モードでは無音化できます。広告の非表示化や、12MP/48MPでの撮影などフル機能を利用するにはアプリ内課金(900円)が必要です。


 これ以外にも、App Storeで「無音 カメラ」などで検索すると多数のアプリが見つかります。自分の気に入ったアプリを探してみてください。