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児童養護施設の日常に密着した映画『大きな家』に吉田恵里香、松本大洋、上出遼平らがコメント

2024年10月30日 12:10  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

映画『大きな家』の場面写真、著名人コメントが到着した。

『14歳の栞』『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』などで知られる竹林亮が監督を務めた『大きな家』は、東京のとある児童養護施設の「ふつう」の日常に密着した作品。さまざまな事情によって親と離れて暮らしている子どもたちの葛藤、透明化されてきた心の内を映し出す。12月6日から先行公開、12月20日から全国で順次公開。

企画・プロデュースを担った齊藤工は約4年前に訪れた児童養護施設に訪問を重ねて信頼関係を築き、竹林監督も撮影期間に入る前から定期的に施設を訪問し、子どもたちと交流を重ねていきながら彼らの想いや葛藤、成長を記録。竹林監督は「この映画が彼らのこれからの人生のお守りのような存在になってほしい」という願いを込めて制作したという。

場面写真は、雪にはしゃぐ日、部活の野球をする日、皆で海を見つめる日など児童養護施設の日常を切り取ったもの。

【齊藤工のコメント】
私は、この作品を作るためにずっと映画に関わってきたのかもしれない。
そんな、自分の理由になるくらいの作品ができました。—

【松本大洋のコメント】
登場する子どもたちの言葉ひとつひとつが、心に響きました。

【上出遼平のコメント】
多分もう、みんなの顔を忘れられない気がする。
会ったこともないのに、大切な人が増えてしまったような感じ。

【アフロ(MOROHA)のコメント】
製作陣からの被写体だけでなく、全ての人間へのエールを感じました
周囲より少し先に、大人にならざるを得なかった子供達の幸せを願います

【桜井ユキのコメント】
この映画で、一つの家族の形を知ることができる。子どもたちの表情を、紡ぐ言葉を、知ることができる。
その一つ一つが忘れられず、これから先も自分の心に残り続けると思います。
子どもたちの光ある未来を切に願います。

【赤ペン瀧川のコメント】
どこにでもいる普通の子どもたちの日常に見えるのに、確実に匂ってくる寂しさと力強さ、それでも前に進もうという覚悟。
光に満ち溢れた、明るい未来を願わずにはいられない。

【金沢知樹のコメント】
なんか、言葉とかで評したくない。そんなんで評せないから。
みてほしい。みたあとに語りたい、とかも、ない。ただただ、みてほしい。どっから来たのかわからん涙がでた。

【岡本多緒のコメント】
どこにでもいる子どもたちの、少しだけ特別な暮らしを、少しだけ覗かせてもらった感覚。
子どもたちの真っ直ぐな言葉がグサグサと胸に突き刺さり、社会の一員として何が出来るのかを考えさせられる。

【松崎健夫のコメント】
この映画はカメラと被写体との距離が近い。それは、物理的な距離においても、心理的な距離においてもだ。
撮影するにあたって、まず被写体となる子どもたちとの信頼関係を構築したのだと伝え聞く。
身上の都合に干渉せず、相手を慮る姿勢。斯様な姿勢は、日常における私たちの人間関係とも無縁ではないはずだ。

【吉田恵里香のコメント】
子どもが子どもらしく生きること。なるべく多くの人生の選択を持つこと。
そんな当たり前の権利を外野がイチャモンをつける。そんな社会の貧困、心の貧困を嘆かずにはいられません。
児童相談所は子どもたちを守る砦であるべきです。
この映画をきっかけに彼らのことを知ろうともせず漠然とした知識と偏見の目を向ける人が1人でも減ること。
そういった行為が、いかに残酷なことかを知ってもらうことを願います。
出生や環境で人生を大きく左右される子どもがこの世界からいなくなりますように。

【稗田寧々のコメント】
観終わった後に誰かと感想を共有し語り合いたい映画と、自分の中でじっくり大事に噛み締めたい映画がありますが、本作は後者です。
彼らの日常を知るきっかけをくれたことに感謝したい。そしてより多くの人に知ってもらいたい。
作品を通して感じた希望や可能性がもっともっと広がればと思います。