F1世界選手権で計3度のワールドチャンピオンに輝き、日本では“音速の貴公子”の愛称でも親しまれたアイルトン・セナの人生を初めてドラマ化したNetflixシリーズ『セナ』(全6話)が、11月29日より配信されることが決定。併せて予告編が解禁された。
【動画】まるでレースのような疾走感にあふれ、魂が雄叫びをあげるような予告編
1960年、ブラジルのサンパウロで生まれたアイルトン・セナ。幼少期から高い運動神経を誇り、車やモータースポーツに早くから興味を示していた非凡なセナ少年は、成功に向かって挑戦を続け、圧倒的なスピードとテクニックで今もなお“世界的英雄”として歴史に名を刻むF1ドライバーとなる。
そんな彼の知られざる素顔に迫る本作は、セナの実家でも撮影が行われるなど親族の積極的な協力のもと生み出され、リアリティーを徹底追求。解禁された映像では、レーシングドライバーとしてのキャリアをスタートさせた若きセナの姿を皮切りに、“世界の頂点”に至るまでのコースをトップスピードで駆け抜けていく輝かしい姿が映し出される。
劇中で描かれるのは、“伝説のF1ドライバー”としての活躍と成功だけでなく、彼の内側にあった苦悩、家族や友人、恋人との関係、そして、悲劇。彼の人生を誠実に映し出そうという制作陣の真摯(しんし)な姿勢は予告編からも伝わってくる。
セナを演じるのは、『フェラーリ』(2023)などへの出演歴を誇るガブリエウ・レオーニ。ガブリエウは「この大スターに命を吹き込むという責任の重大さを考えると、これが自分のキャリアにとって最も栄誉ある役になると同時に、最も難しい役になるだろうということは、初めからわかっていました」と重みをかみしめつつも、この役に文字通り全身全霊で挑んだことも告白。
また、「これまで世間に知られていなかったセナの物語を語ることができて、とても嬉しく思います。我々セナの親族が関わることで特別な作品が生まれることを願います。本作を世界に届けるうえで、Netflixほど相応しいパートナーはいません」と語るのは、アイルトンの姉ビビアーニ・セナ。
親族の協力なくては成立しなかったとさえ言える本作だが、ショーランナー兼総監督のヴィセンテ・アモリンは「セナを描く物語の本質は、目標を阻もうとするシステムに挑み、偉業を成し遂げた男の物語。彼は自分らしくあるために、困難に耐え、不利な状況の中で戦ったのです」と熱く語っており、作品に挑む上での情熱と本気度の高さがうかがえる。
Netflixシリーズ『セナ』は、Netflixにて11月29日より世界独占配信(全6話)。