9月に逮捕されて以来、性的暴行の告発が相次いでいるミュージシャンでラッパーのショーン・コムズ。この度新たに、10歳の少年に薬物を服用させたうえで性的暴行をはたらいたとして訴えられた。
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Page Sixによると、テキサス在住の弁護士トニー・バズビーが現地時間10月28日、新たに裁判を起こしたそうだ。ジョン・ドウと名乗る原告は、10歳だった2005年夏に、コムズのオーディションを受けるために両親とともにニューヨークを訪れ、マディソン・スクエア・ガーデン近くのホテルで、コムズにラップを披露したそうだ。
その後、スターになる覚悟を問われ「なんでもする」と答えるなどしたのち、薬物入りのドリンクを飲まされ、性的暴行を受けたそう。気を失っていたが、被害に気が付き、親を求めて泣いたところ、話したら両親に危害を加えると脅されたと主張。そうした経緯から、警察へ通報することをためらってしまったそうだ。
9月に、性的人身売買と恐喝、性的暴行と暴力の容疑で逮捕、起訴されたコムズだが、このところ、バズビー弁護士によって次々民事訴訟が起こされている。訴え出た被害者は100人をゆうに超えており、中には、被害当時9歳だった男性や、13歳だった女性なども含まれている。バズビー弁護士は今月初めの記者会見で、今後30日以内に、テキサス州、カリフォルニア州、ジョージア州、フロリダ州、ニューヨーク州など、いくつもの州で裁判を起こすつもりだと宣言していた。
コムズの弁護士は、今回も容疑を否定。バズビーの売名行為であると訴えているそうだ。