結婚出産などのライフイベントの後では、それまで仲良くしていた友人との関係が悪化する場合もある。石川県の30代女性は、「高校時代の部活の後輩」と絶縁した経験を明かす。それは女性が「不妊治療の末、妊娠し出産」した後の出来事だった。
「出産して体調がすぐれないのに『赤ちゃんを見にきたい」と連絡がきたため、理由をつけて断った」
出産後の疲弊した身体で友人をもてなすのはきついだろう。この場は断って済ませたようだが……。(文:真鍋リイサ)
「百害あって一利なしな友達!?でした」
その後も「『自分が先に子どもがいるから』と先輩ヅラ」と苛立つ事が続いた。結局、
「いちいち色々言われ、『私は私なりに育児します』と言い、しつこかったので絶縁しました」
相手に悪気は無かっただろうが、育児に関して意見の押し付けは禁物だ。
投稿を寄せた50代女性も、10年以上前に出産をきっかけに絶縁したことがあるという。出産後子どもに異常があり、女性自身も長く入院したりと過酷な産後生活を送った後のこと。
「落ち着いた頃、腐れ縁の友人が連絡をくれて、買い物やランチなどをしばらく楽しんでいたのですが、たまには、『夜飲みに行こう』と、数回遊びに行った」
余裕が出てきて夜に外出することもあったようだ。しかし乳幼児の体調は変わりやすい。子どもが熱を出し、予定を断ろうとしたことがあった。
「ある日うちの子どもが熱を出し行けないと断ったら、『熱ぐらい旦那に見てもらって2、3時間だからいいじゃん』とゴリ押しがすごかったので、旦那も渋々行って来なと。じゃあ、と約束をしたのですが、すぐに電話がかかってきて『うちの子も熱があるから、行けない』と言われ」
人には子どもを置いて外出しろと強引に話を進めたにもかかわらず、自分は同じ理由でドタキャンとは理不尽だ。この出来事が火種となって、
「自分は良くて他人はダメと言うスタンスについていけなくて、ふざけんなと絶縁」
と結末を語る。出産前から友人の言動に違和感を感じていたようで、「昔から、男にもだらしなくわがままで、自分が一番気質なので、絶縁して良かった」と本音を吐露し、清々した様子でこう締めくくった。
「百害あって一利なしな友達!?でした」
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