藤子・F・不二雄「ドラえもん」を題材にした浮世絵シリーズの新作が登場。今回は歌川広重の「名所江戸百景」より、「浅草金龍山」をモチーフに描かれる。
【大きな画像をもっと見る】空間の奥行きを感じさせる構図や紅白のコントラストによって、雪積もる浅草金龍山を美しく描いた「浅草金龍山」。新作の「ドラえもん浮世絵木版画『名所江戸百景 浅草金龍山』」では浅草金龍山に色とりどりの着物を着るドラえもんたちが登場し、雪景色をより色鮮やかに描き出す。雪の描写には絵の具を付けずに摺る「空摺り」と呼ばれる技法を使用。エンボスをきかせることで積雪の量感が描出されている。楮(こうぞ)と呼ばれる原料を100%使用した和紙には、人間国宝の岩野市兵衛氏が制作した「越前生漉奉書」を使用している。
価格は税込5万5000円。浮世絵工房では10月30日正午よりオンラインショップで先行予約を受け付ける。部数は300部限定だ。
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