面接官が「人生で一番辛かったことは?」と質問するときは、本当に辛かったことを思い出させるという認識を持つべきだろう。
鹿児島県に住む50代男性は、かつて転職活動中に「某損保会社の面接」を受けた。その際、面接官の態度に「ムカついた」と語る。
面接の最中「人生で辛かった事」を質問された男性。
「当時働いていた職場で上司同士の人間関係に巻き込まれ、企画が進まず辛かった」
ということを話したが、面接官の反応は不愉快なものだった。(文:國伊レン)
怒りで面接の意欲が無くなり不採用→他企業に就職し「見返してやりたいです」
簡単に言えば、いわゆる人間関係のストレスだ。かなり精神的な苦痛を感じた出来事だったが、面接官はこの話を聞いた後
「仕事量が増えたことが辛かったのですか」
と、適当すぎる返答をしてきた。男性は「とても不快でした」と振り返る。
その企画は重要な案件でプレッシャーを感じる中、トップ同士の意地の張り合いに巻き込まれ、企画が八方塞がりになったという。どこにも相談のしようがなく行き詰まった男性にとって、「仕事量」の話に矮小化された事はいかにも的外れだった。
その後は「怒りでほとんど回答する気がなくなり、結果落ちました」と振り返った。
「人生のなかでの苦しみを尋ねることはデリケートな部分を聞いているという認識を持つべきであると思います」
他人の人生に踏み込む以上、慎重な対応をしてほしいものだ。男性は現在別の企業に転職しており、失礼な面接官に対し「見返してやりたいです」と意気込んだ。
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