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朝礼で専務がパワハラ発言 → 数年後、会社は倒産 「人を大切にしない会社はこうなる運命」と語る女性

2024年10月25日 06:20  キャリコネニュース

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上司が堂々とパワハラするような会社は先行きが危ういかもしれない。北海道に住む50代女性が30年ほど前、新卒でアパレル会社に就職したときのことを振り返った。

販売員としてあるファッションビルに配属された女性。あるとき、本社で「市内の各店舗から社員が集まる朝礼」があり出席していたが、そこで専務が信じられない発言をしてきたという。(文:篠原みつき)

「当時私が配属されていたファッションビルのオーナーが、あいつを辞めさせろと言っていた、と言われました」

「あくまで私に対する嫌がらせだった」

女性にとっては寝耳に水だった。「(心)当たりが無い上、そのような事実も無く」と動揺した当時を振り返る。結局、

「以前からその専務とは折り合いが悪かったので、あくまで私に対する嫌がらせだったようでした。 今なら完全にパワハラであり、とても許されることではありません」

しかし、当時はまだ「パワハラ」という言葉も無い時代だった。

「当然相談窓口も無く、あまりの理不尽にどうしても許せなかった私は、直属の上司に怒りをぶつけることしかできませんでした」

怒りは収まらなかったものの、「その後2年程我慢して」退職したそうだ。泣き寝入りといえば泣き寝入りだが、その後、会社はダメになってしまった。

「それからほどなくその会社は倒産しました。人を大切にしない会社はこうなる運命なんだと思いました」

多少溜飲は下がったようだが、「今でも“専務”という言葉を目にしただけでもゾッとするほどトラウマになっています」と胸中を語る。理不尽なパワハラで受けた心の傷は、何年経っても癒えないようだ。

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