ティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを演じるジェームズ・マンゴールド監督作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』の公開日が、2025年2月28日に決定。併せて、予告映像と場面写真が解禁された。
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本作は、60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子を描く。ボブ・ディラン本人も製作に協力し、シャラメがプロデューサーとしても参加。アカデミー賞ノミネート監督であり、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』『フォードvsフェラーリ』の名匠ジェームズ・マンゴールドがメガホンをとる。
60年を超えるキャリアを通し、歴史に残る名曲と伝説を数多く残し、今もなおミュージシャンとして現役でステージに立ち続けるボブ・ディラン。“生きる伝説”として世界に影響を与え続ける彼は、その文学的影響力により、2016年にミュージシャンとしては初のノーベル文学賞を受賞したほか、アメリカ文化へ多大な影響をもたらしたとしてピュリツァー賞特別賞を受賞。さらに、フランスの最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章、民間人に贈られるアメリカ最高位の勲章となる大統領自由勲章などを贈られている。
ボブ・ディランを演じるのは、ハリウッド新時代のスターとして頂点に立つティモシー・シャラメ。シャラメは全身全霊を込めて若き日のディランを完全再現し、そのビジュアルだけでなく、全ての歌唱シーンを自身の声で歌い上げる圧巻のパフォーマンスを披露。ディラン独特の鼻声も見事に再現している。
今回解禁された予告映像は、シャラメ演じるボブ・ディランが、故郷のミネソタを後にし、フォーク・ギター1本だけを抱え、ヒッチハイクでニューヨークへ降り立つ姿から始まる。時は1961年、米ソ冷戦や公民権運動、若者文化の興隆など、社会・文化が大きく変わろうとする激動の時代。その中で、何者でもなかった19歳の1人の青年は、様々な人々と出会い、魅力的なパフォーマンスと時代の心をつかんだ歌の数々で、一気にスターダムを駆け上がっていく。
“フォーク界のプリンス”、“若者の代弁者”と称され時代の寵児となっていくディランだったが、その栄光の日々の影には苦悩が隠されていた。高まる名声とは裏腹に、自分への周囲の期待と、本来の自分自身との軋轢(あつれき)に葛藤する彼の前に、運命は過酷な試練を与える。1965年7月25日、5日前に発表したばかりの新曲を携え向かった、ニューポート・フォークフェスティバルの舞台。ディランの手にはエレクトリック・ギターが握られていた…。
映像には、ディランにふんしたシャラメが、初期の名曲「北国の少女」をはじめ、2004年にローリング・ストーン誌が史上最高の名曲No.1に選出した「ライク・ア・ローリング・ストーン」のパフォーマンスを披露する姿が。
さらに、ジョニー・キャッシュを演じるボイド・ホルブルックをはじめ、ピート・シーガー役の名優エドワード・ノートン、当時のディランの恋人スージー・ロトロにインスパイアされたシルヴィー役を演じるエル・ファニング、「フォークの女神」ジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロ、そして、スクート・マクネイリー、ダン・フォーグラーら実力派の共演陣が登場し、当時の熱気を再現。映画公開への期待が最高潮に高まる、胸打つ予告となっている。
映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は、2025年2月28日より全国公開。