【動画】公務員・佐々木（北村匠海）が独白！ 映画『悪い夏』超特報
原作『悪い夏』（角川文庫／KADOKAWA刊）は、真面目に働いていた市役所勤務の公務員・佐々木が、ふとしたきっかけでとんでもない犯罪行為に巻き込まれていく姿を描く。育児放棄寸前のシングルマザー、彼女を揺すり肉体関係を迫る公務員、裏社会の住人、生活保護の不正受給をするドラッグの売人など「クズとワルしか出てこない」と話題を呼び、累計18万部以上を売り上げた。
監督は『ビリーバーズ』『女子高生に殺されたい』など次々と癖のある原作を映画に仕立ててきた“映画の職人”城定秀夫。脚本は、『ある男』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した向井康介が手掛ける。
主人公・佐々木役を務めるのは、北村匠海。真面目に生きるも、気弱な性格ゆえに犯罪に巻き込まれていく公務員を演じる。
城定監督作品に出演するのは今回が初となる北村は「城定監督とは、いつかご一緒させていただきたいと思っていました」と明かし、「それが『悪い夏』で叶えることができて良かったなと、映画を見終わった後に改めて思いました」と振り返る。そして映画について「優しい映画ではありません、かと言って暗い映画でもありません。ただひたすらに生きることに必死な僕らが泥や汗や体をぶつけ合って、なんか泣けたりなんか笑えたりします」と評した。
超特報は、佐々木が独白する姿を収めたもの。勤務先の役所の窓口で、闇に堕ちきった表情の佐々木が苛立ちや怒りを爆発させる姿が映し出される。「もういっぱいいっぱいなんですよ。僕だけが損して、辛い思いをしてるのに…誰も味方になってくれない」「え！？ 全部僕のせい？ 世界には何の責任もないんですか。え、本気で言ってます？ それ」。そしてラストは「じゃあ、どうすればよかったんですか」という問いかけと佐々木のアップで締めくくられ、彼の破滅へと転落するストーリーが気になる強烈な映像になっている。
ティザービジュアルは、「公務員、闇堕ち――」というコピーとともに、ビニールプールに腰掛けた佐々木が、ナイフを片手にまっすぐな視線を投げる姿を捉えたもの。ビニールプールのビビッドカラーとは対照的な、闇が垣間見える佐々木の表情が強い印象を与えるビジュアルに仕上がった。
映画『悪い夏』は、2025年3月20日より全国公開。
北村匠海のコメント全文は以下の通り。
＜コメント全文＞
■北村匠海（佐々木役）
城定監督とは、いつかご一緒させていただきたいと思っていました。そしてそれが『悪い夏』で叶えることができて良かったなと、映画を見終わった後に改めて思いました。僕らはあの夏、ただただ悪かった。ただ良くなかった。上手く生きれなかった。そんな僕らを笑ってくれたら幸いです。
優しい映画ではありません、かと言って暗い映画でもありません。ただひたすらに生きることに必死な僕らが泥や汗や体をぶつけ合って、なんか泣けたりなんか笑えたりします。スクリーンで皆様に届くことを楽しみにしています。
