目まぐるしく変化する社会情勢のなか、社長には臨機応変に対応する力が必要であるとは言え、あまりにも発言が二転三転していたら、従業員はどう思うだろうか。東京都の60代男性(営業/年収500万円)は、勤務先の社長の呆れた実態を明かす。
「社長の経営方針がブレブレで大変困惑しています。毎週月曜日の営業会議で、社長の発言や指示がコロコロ変わって、先週頑張ってやったことが無駄になることがしょっちゅうあります」
従業員はそんな社長に振り回されて、うんざりしているだろう。(文:林加奈)
「中小企業に絞り数を稼ぐ営業を」→今週の社長「大企業に焦点を当てて営業しなくちゃダメだ」
男性は次のように例を挙げる。
「例えば、先週は『中小企業に的を絞って数を稼ぐ営業をすべき』と指示があったのに、今週の会議で、『中小企業相手では効率悪いしコストばかり掛かるので、大企業に焦点を当てて営業しなくちゃダメだ』と言われてしまいました」
前週に決めた施策を実際にやってみたら外れて方針転換した、ということなのだろうか。それとも思いつきで発言しているのだろうか。
男性は、社長の指示通りに仕事をしていたが
「せっかくターゲットになりそうな中小企業を100社以上リストアップしたのに、その作業がすべて無駄になりました」
と、徒労に終わったことを明かしていた。事業を進める上でトライアンドエラーを繰り返す場面は当然出てくるが、方針を変えるなら一定の説明は必要だろう。少なくとも男性は社長の説明は足りないと感じているようだ。
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