2021年のキングオブコントで優勝した空気階段・水川かたまりが映画初主演を務める田中征爾監督作『死に損なった男』が、2025年2月21日より公開されることが決定。水川演じる主人公の苦悩の表情をとらえたティザービジュアルが解禁された。
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本作は、長編映画デビュー作『メランコリック』(2018)で数々の賞を国内外で受賞した気鋭監督・田中征爾が、空気階段・水川かたまりを映画初主演に大抜てきしてメガホンを取った、完全オリジナルストーリー。
構成作家・関谷一平は、お笑いの道に憧れ、夢が叶った半ば、殺伐とした社会と報われない日々に疲弊していた。駅のホームから飛び降りることを決意するが、隣の駅で人身事故が発生。タイミング悪く死に損なった一平の前に男の幽霊が現れ、「娘に付きまとっている男を殺してくれないか?」というとんでもない依頼をする。男を殺すまで取り憑くという幽霊の脅迫に、一平がとった選択とは? 死に損なった男が辿る数奇な運命とは―。
主人公・関谷一平役は、水川かたまり。水川は2012年に空気階段を結成し、2021年「キングオブコント」で優勝した経歴を持つ。2017年から放送しているTBSラジオ「空気階段の踊り場」に出演中のほか、2022年にはHuluオリジナルドラマ『君のことだけ見ていたい』の脚本を手掛け、『妻、小学生になる。』(TBS系)や『罠の戦争』(カンテレ・フジテレビ系)など数々のドラマにも出演し幅広く活躍中。
水川は、本作への出演について「この度、映画という名の海に出ました。監督という船長の元、芝居という船に乗って、お蔵入りという暗礁に乗り上げることもなく、なんとか目的地という名のゴールまで辿り着きました」と、自身の本名(水川航太)にかけてコメント。そして「本当に感謝の大航海でした。頑張って死に損ないましたので、どうか全員スクリーンでご覧ください」と熱いメッセージを寄せた。
田中監督は、『メランコリック』に続きオリジナル脚本となる本作について「13~14年前にふとメモ帳に書き込んでおいた物語設定が、こんな素敵な座組で実現するとは思っていませんでした」と素直に語り、初主演を務める水川については「水川かたまりさんの主演デビューを直接目撃できたこと、本当にラッキーでした。カメラを回す度に嬉しい気持ちにさせてくれました」と信頼をにじませた。
ティザービジュアルは、「憑いてる?ついてない?いや、ツイてる?」というコピーと共に、水川が苦悩の表情を浮かべる姿を3段階で捉えたもの。“死に損なった男”が幽霊から「殺し」の依頼を受け、さらには運が上向く!? という奇抜で予測不能なストーリーに期待が高まる。
映画『死に損なった男』は、2025年2月21日より全国公開。
主演、監督コメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■水川かたまり(関谷一平役)
こんばんは。空気階段の水川かたまりです。本名は水川航太といいます。この世界を太く逞しく航海していって欲しいという願いを込めて両親がつけてくれました。
この度、映画という名の海に出ました。監督という船長の元、芝居という船に乗って、お蔵入りという暗礁に乗り上げることもなく、なんとか目的地という名のゴールまで辿り着きました。難しいので海になぞらえるのはここでやめます。すみません。
クランクインした頃は右も左もわからなすぎて、正直、前も後ろも上も下もわからなくなっていました。しかし、監督をはじめ、共演者の皆さま、スタッフの皆さまが生まれたての子鹿に接するが如く本当に優しくしてくれたおかげでクランクアップの頃には、空絵、フィックス、尻ボールドなどたくさんの業界用語を覚えることができました。本当に感謝の大航海でした。頑張って死に損ないましたので、どうか全員スクリーンでご覧ください。
■田中征爾(監督)
13~14年前にふとメモ帳に書き込んでおいた物語設定が、こんな素敵な座組で実現するとは思っていませんでした。コロナ禍もあり実現までかなり時間がかかりましたが、ここまで関わってくださった全ての方に深く感謝しています。
そして水川かたまりさんの主演デビューを直接目撃できたこと、本当にラッキーでした。カメラを回す度に嬉しい気持ちにさせてくれました。楽しい映画が出来上がったなと思います。劇場でお待ちしております。