櫻坂46・田村保乃がきょう21日、26歳の誕生日を迎えた。翌日10月22日には自身2冊目の写真集『隣の席になりたい』(講談社)が発売される。2021年発売の1st写真集『一歩目』(小学館)から3年。外見も内面も大きく成長した田村を見ることができる1冊だ。
【写真】櫻坂46・田村保乃、3年ぶり写真集で洗練された大人の女性に 美しい水着やランジェリー姿も
アメリカ・サンタフェで撮影を行なった本作を開くと、より洗練された大人の女性へと成長した姿に目を奪われる。昨年から美容誌「VOCE」のレギュラーモデルを務め、日頃からピラティスに取り組むなど体型管理には気を配っているといい、プロ意識の高さがうかがえる。
2018年12月に欅坂46二期生として加入してからまもなく6年。グループの中でも屈指の人気メンバーに成長した。
欅坂46から櫻坂46に改名後は、1stシングル「Nobody's fault」から最新の10thシングル「I want tomorrow to come」まですべて表題曲メンバー入り。3rdシングル「流れ弾」ではセンター、3曲でフロント、6曲で2列目メンバーを務める。10作品すべてのシングル表題曲で2列目までに収まっている現役メンバーは、田村のほかには森田ひかると山崎天(崎は正式には「たつさき」)のみだ。「ミート&グリート」でも常にトップクラスの人気を誇っている。
田村は3年前の1st写真集当時を振り返り、「見た目だけではなく、内面的な意味でもまだまだ幼かった」とブログに書いていた。筆者がこの点について、インタビューで真意を尋ねると、「当時は本当に自分を追い込んでいて、なかなか周りの意見を聞いたり、取り入れたりする余裕がなくて必死でした。でも、そんな風に頑張れていた時期があったからこそ、少しは余裕を持てるようになったのかなと思うんです」と、当時と現在との違いについて答えてくれた。
1st写真集が発売された2021年8月は、2ndシングル「BAN」が発売され、田村がセンターを務めた3rdシングル「流れ弾」がリリースされるまでの狭間のタイミング。グループとしてはまだまだ走り出したばかりで、さらにコロナ禍もあって思うような活動もできなかった。現在ではライブパフォーマンスが支持されている櫻坂46だが、1stツアーもまだ行う前だった。
試行錯誤を続けるなかで、田村個人としても懸命にもがきながら進んでいたのだろう。ただ、「でもそれがあのときの良さだったし、個性だったし、そうしないといられなかったので、当時の自分らしさだった」とも振り返ってくれた。
その言葉をもとに1st写真集、2nd写真集それぞれを見ると、3年という月日の中で彼女が培ってきたものが、特に表情に表れているのがわかる。
26歳。卒業発表をしている一期生の上村莉菜と齋藤冬優花が卒業すると田村がグループ最年長(一期生の小池美波も約1ヵ月後に26歳に)となるが、その数字に気負うことなく、これからも櫻坂46の一員として進化する姿を見せ続けてほしい。(文:堀タツヤ)