トップへ

小池栄子&仲野太賀『新宿野戦病院』がギャラクシー賞 「『変われない日本』への痛烈なメッセージ」評価

2024年10月21日 12:27  ORICON NEWS

ORICON NEWS

『新宿野戦病院』に出演した(左から)小池栄子、仲野太賀 (C)ORICON NewS inc.
 2024年9月度ギャラクシー賞月間賞が21日に発表され、俳優の小池栄子と仲野太賀が出演した7月期ドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)が受賞した。

【動画】『新宿野戦病院』キャスト&ザザンの豪華コラボエンドロールが再び

 選評として「ラスト2話の『コロナの次のウイルス』の取り上げ方が秀逸だった。コロナ禍の反省が生かされないまま新しいウイルスに対応する様子が『変われない日本』への痛烈なメッセージになった。トー横、ホストクラブ、キャバクラ、路上生活者、在留外国人など、新宿の今の空気を切り取っており、後々見ても貴重な作品になるだろう」と伝えられた。

 物語は新宿・歌舞伎町にたたずむ病院を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図がテーマ。脚本を宮藤官九郎が手掛けた。宮藤節ともいえる、ときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも人生を強く生きる人たち・仲間・家族を通して、「命」の尊さを投げかける新たな救急医療エンターテインメントを届けた。