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伊藤沙莉『虎に翼』、ギャラクシー賞受賞 「現代社会の格差や構造の矛盾、不条理といった問題へとつなげた」評価

2024年10月21日 12:19  ORICON NEWS

ORICON NEWS

『虎に翼』主演を務めた伊藤沙莉 (C)ORICON NewS inc.
 2024年9月度ギャラクシー賞月間賞が21日に発表され、4月1日から9月27日まで放送された俳優・伊藤沙莉が主演を務めた連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合)が受賞した。

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 選評として「日本初の女性弁護士・三淵嘉子をモデルに、その人生軌跡の姿を借りて現代社会の格差や構造の矛盾、不条理といった問題へとつなげた。それらの疑念を果敢に訴えた脚本・吉田恵里香の覚悟ある姿勢、そしてその想いを見事に具現化した役者たちに拍手を送りたい。生硬になることなく、真っ当な人情ドラマとして成立させたことにも敬服」と伝えられた。

 第110作目の連続テレビ小説となった同作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を伊藤が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく物語。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントが描かれた。