お笑いコンビの博多華丸・大吉が、きょう20日放送のABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット特番『華丸丼と大吉麺』(後0:55~1:55)で、その街でしか食べられない丼と麺を探し求める。
【場面カット】川越でアポなし…50代の華大がマイペースに最強の丼&麺探し どんな街にも必ず存在するうまい丼とうまい麺。ロケのルールは至ってシンプル、その街の最強丼&麺を1品ずつ選びぬいて実食する。丼麺の情報は、観光案内所で入手できるオフィシャルの散策マップ、街の人への聞き込み、スマートフォンでの検索など、普通の旅行と同じ手段で収集可能。アポなしロケのため、店との取材交渉は華丸・大吉が行う。移動は基本的に徒歩だが、長距離移動の場合はタクシー利用もOK。
ロケ地は、蔵造りの町並みが人気の観光地、埼玉県の小江戸・川越。大吉が「観光地としてすごく有名なことは知っていました」、華丸が「(川越について)無(の状態)で来ました」と言うように、2人にとってあまり馴染みのない土地となる。平日の正午、川越駅前のペデストリアンデッキのベンチに座り、散策マップを眺めながら2人で協議した結果、川越のシンボル的存在の「時の鐘」(市指定文化財)からスタートすることに。
時の鐘(鐘つき堂)から「鐘つき通り」を歩き出す華丸と大吉。「大正浪漫夢通り」「蔵造りの町並み」などをめぐり、歩き回っているうちにどんどん腹が空いてくる。そんなときに、なぜか地ビール「COEDO クラフトビール」が飲める人形店の店主から声をかけられ、店に吸い込まれ、「いい丼麺と巡り会えますように」(大吉)、「願掛けビール」(華丸)と冷たいビールで乾杯。
ここで、大吉が今回の企画についての本音を打ち明ける。実はコンビそろってかなりの少食のため、丼麺はどうにもこうにも1杯ずつしか食べられない。スタッフから「丼麺をそのつどシェアしていいですよ」と言われたが、「おじさん2人で1つの注文を分け合うなんて(映像的にもお店側にとってもどうなのか)…。でも1人で2杯は食べられないし…」という葛藤をのぞかる。
その後も川越の人たちとふれあい、慎重に検討を重ねる。一方、実は2人とも「お腹が非常に空いている」状態だったため、ある誘惑に負けて丼麺以外の異国料理にかぶりつき、華丸がBGMに合わせて踊り出す想定外の流れに。気づけば時間がどんどん過ぎていき、華丸が「◯◯丼!」と腹を決めた時には既に、多くの店がランチタイムの営業を終えていた。
それでもかたくなにメニューを変えようとしない華丸を見て、大吉は「この年になると多少は頑固になって。『あれが食べたい!』と一度決めたら、それ以外は受け付けなくなる」。そんな大吉にも、ひそかに心に決めた麺があった…。4時間超に及んだというロケを経て、華丸が「九州にこだわっていた自分が恥ずかしいです」と語ることになる。
■博多華丸・大吉 インタビュー
――川越はいかがでしたか?
【大吉】 観光地としてすごく有名なことは知っていました。なんでしょうね、すごく、なんだか地域密着型の観光地というか。(学生たちが)修学旅行生かと見せかけて近所の学校の課外学習だったり。普通の観光地とは違う魅力がありましたね。
【華丸】 僕はもう本当に、(川越に関しては)ほぼ無の状態で来ました。学生の修学旅行だと「連れて来られた感」はあると思いますけど、僕らはもう50代なので、それなりに風情も感じさせていただいて。九州にこだわっていた自分が恥ずかしいです。
【大吉】(笑)
――知らない街で丼と麺を探す、この番組の見どころをお願いします。
【華丸】 アポ無しグルメロケと、50代の男性2人、しかもどちらも少食という、なかなかのマッチメイクですよね。異種格闘技な感じを楽しんでいただければいいなと思います。
【大吉】この年になると、おじさんおばさんの性差はないでしょうけど、多少は頑固になって。「あれが食べたい!」と一度決めたら、それ以外は受け付けなくなる。
【大吉】その通り!
【大吉】そういうところで、ひょっとしたらお父さんやおじいちゃんは家族旅行の時にこんなことを考えているのかもしれない、というサンプルのひとつとして見ていただければいいなとも思いますし。意外と僕ら、観光地のメインじゃないところをウロウロしたはずなので、もしそこがオンエアされるとすれば、「テレビのロケはしょっちゅう来るけど、こんな珍しい場所にも行ったんだな」と、地元川越の方が喜んでくれる番組に仕上がったらいいなと思います。