10月19日は「イクメンの日」。これは「10(とうさん)19(いくじ)」という語呂合わせから生まれたもので、男性の育児休暇推進運動など、啓発活動を行う「イクメンオブザイヤー実行委員会」が制定した。イクメンの日に行われてきたのが、「イクメン・オブ・ザ・イヤー」だ。2011年から2023年の13年にわたり、タレントやアスリート政治家など有名人の中から、その年に育児を頑張ったパパを表彰してきた。そんな「イクメン・オブ・ザ・イヤー」は、9月に今年から開催しないことを発表。この結果、2023年をもって終了となった。そこで今回は過去の受賞者を紹介したい。
【写真】「イクメン・オブ・ザ・イヤー」受賞者たちの親子写真 イケメンに成長した長男との2ショットも
■もちろん受賞! ザ・イクメンな面々
イクメン・オブ・ザ・イヤー受賞者のなかで現在もイクメンとして定着しているのがつるの剛士と杉浦太陽だ。
つるのは2011年の第1回に「イクメン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。2男3女の父親で、2009年には2ヵ月間育休を取得したほか、児番組に出演していたこともあり、第1回受賞者となった。イクメン・オブ・ザ・イヤー受賞後もブログやSNSで子育てについて情報発信している。
杉浦は2012年の第2回イクメン・オブ・ザ・イヤーを受賞。元モー娘。辻希美と結婚すると4人の子どもを設け、辻と共にブログで子育ての様子をたびたびアップ。その熱心な子育てぶりが評価され、イクメン・オブ・ザ・イヤーに輝いた。杉浦は受賞後も良きパパとして子育てに励んでいる。
■受賞も…その後いろいろあった人たち
イクメン・オブ・ザ・イヤーに輝きながら、実はその後離婚やスキャンダルを起こしてしまった人物も少なくない。
第2回で杉浦とともにイクメン・オブ・ザ・イヤーを受賞したFUJIWARAの藤原敏史。藤原は2010年に当時タレントの木下優樹菜と結婚、2012年に第1子の女児が誕生。同年、イクメン・オブ・ザ・イヤーを受賞した。良きパパとして活動していた藤原だが、2019年に木下のタピオカ騒動をきっかけに離婚を発表した。離婚後も送迎などをしていることを明かしており、子どもとの親子関係は継続している模様だ。
2016年のイクメン・オブ・ザ・イヤーに輝いた元柔道日本代表監督の井上康生。2008年にタレントの東原亜希と結婚し、4子を設けている。東原がブログで家族の様子を紹介するなど、良きパパと思われていたが、2023年に不倫が発覚。2人は別れることなく、東原のインスタグラムに時折井上の姿が登場している。
■子どもたちが芸能界で活躍している“パパ”も!
2013年の第3回のイクメン・オブ・ザ・イヤーを受賞した市村正親。2005年に篠原涼子と結婚し、2008年に第1子、2012年に第2子が誕生している。市村は2021年に離婚を発表。長男の市村優汰は芸能界デビューし、舞台で親子共演も果たしている。
2014年にイクメン・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは石田純一。3度の結婚で5人の子どもを育てており、そのうち息子のいしだ壱成と娘のすみれが芸能界デビュー。2009年に元プロゴルファーの東尾理子と結婚し3子を設けた石田だが、2016年の都知事選立候補未遂やコロナ禍での騒動など、なにかとお騒がせな人生を送っている。
2018年に「イクメン・オブ・ザ・イヤー・ファッション部門」を受賞した中村獅童。「ファッション部門」は男性ファッション誌「MADURO」とタイアップし新設されたもので、中村獅童が選ばれた。中村は2005年に竹内結子さんと結婚し、第1子を設けるも2008年に離婚。2015年に一般女性と再婚し、2人の男児を設けており、中村のインスタグラムでかわいらしい姿を見ることができる。
■芸能界だけじゃない! 意外な“イクメン”たち
イクメン・オブ・ザ・イヤーは芸能人以外にも、スポーツや政治家などさまざまなジャンルの人物が受賞している。
立憲民主党党首の野田佳彦衆議院議員は、首相時代の2012年に「イクメン・イクジイ部門」を受賞。さらに2014年には「芸人部門」が新設され、タカアンドトシの2人が選出された。2015年からはスポーツ部門が誕生し、元フィギュアスケート選手の織田信成が第1回の受賞者に。また、2019年には時代を反映して「イクメンクリエイター部門」が新設され、YouTuberのSEIKINが選ばれた。