IT企業に勤めているなら、技術職ではなくてもITに関する知識はある程度必要だ。ところがIT企業に勤める40代男性(ITエンジニア)は、社内の営業職について「ITを全然知らない」と批判し、次の例を挙げた。
「色々ありますけど、WindowsのCドライブをコンピューターのCといった人やC言語のCをコンピューターのCといった人がいます」
大手企業の内部システムの開発支援をしている男性にとって、この発言はかなりの衝撃だったようだ。確かに、ITの専門知識を知らないならともかく初歩中の初歩すら知らないようでは、IT企業の営業職は務まらないように思える。(文:天音琴葉)
「同じ場にいた他の技術者も驚いていました」
Cドライブは、WindowsOSがインストールされているシステムドライブだ。外付けのハードディスクなど増設する際には、Dドライブ、Eドライブなどと割り当てられる。ちなみに昔はAドライブとBドライブもあり、いずれもフロッピーディスクに割り当てられていた。
C言語はプログラミング言語の一つで、昔はB言語もあったらしい。いずれの「C」も、コンピューターの頭文字Cを意味しているわけではない。
こうしたITの基礎知識すらない営業担当者に面食らったのは、男性だけではなかった。
「仕事の実際の面談でこういうことを相手の目の前で話すんです。同じ場にいた他の技術者も驚いていました。こういう人を営業職においておくというのはどうかな? って思いました」
客先でもこの調子では契約を取れなそうだ。なお、IT企業では営業担当者に対して勉強会が行うことが多い。だが基礎知識がなさすぎる営業を雇ったことに、「この会社ダメだな」と男性が絶望するのも無理もないだろう。
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