長年の友人と絶縁するには相応の理由があるだろう。群馬県の60代女性は、30年を超える付き合いのあった友人と、絶縁した経緯を振り返った。
「職場の同僚で、3歳年下でしたが明るくて面白くて一緒にいるといつも元気をもらいました。結婚して子どもが生まれたり、友人が仕事を始めたりで、忙しくてなかなから会えない時もありましたが、お互いに調節してランチに行ったり、たまには飲みにも行ってました」
良好な関係を続けていた二人に、一体何があったのだろうか。(文:天音琴葉)
謝罪もなく、いきなり「息子が国家試験に受かった」
コロナが落ち着いてきた頃、「そろそろどう?」と連絡したら、友人から「ちょうど来週から仕事も暇になるので、最高のタイミング」と返ってきた。何回かLINEのやり取りをした後、「そしたら近々連絡するね」と返事をもらい、女性はしばらく予定を入れず待っていた。ところが何か月も友人から連絡がなかったという。
ようやく電話がかかって来たものの、友人は待たせたことを謝りもせず、いきなり息子が国家試験に受かったと話してきたのだった。さらに、
「旅行支援を使って職場の人と温泉に行って来たことなど、自分の話をペラペラと話し、終わりました」
というから女性はショックを受けただろう。しかし友人の「そしたら連絡するね」は、その前にも何度かあったという。
「以前は、忙しくなっちゃったのかなと勝手に解釈していましたが、さすがにもうどうでもよくなりました。(中略)何十年も気軽に付き合える友達が近くにいて良かったと思っていましたが、我慢するのも限界かなと」
この電話以降、この友人との付き合いをやめたようだ。
「思えば、友人は一緒にいて楽しいけれど、生産性がまったくありません。それでも、30年以上も付き合って来たのだからと無理をしていたのかもしれません」
と、以前から疑問を持っていたことも明かした。長年の友人を失った寂しさはあるかもしれないが、「コロナで、自分にとって付き合うべき人を見直すことが出来ました」と前向きに捉えているようだ。読者のなかにも最近、人間関係を整理した人はいるだろうか。
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