トップへ

西田敏行さん主演映画「ゲロッパ!」井筒和幸監督「忘れがたい現場でした」「天性でしかない」

2024年10月18日 11:23  日刊スポーツ

日刊スポーツ

映画「ゲロッパ!」舞台あいさつ 笑顔をみせる(前列左から)井筒和幸監督、西田敏行さん、(後列左から)岸部一徳、常盤貴子(2003年8月撮影)

俳優の西田敏行さんが都内の自宅で亡くなったことが17日、分かった。西田さんが主演を務めた映画「ゲロッパ!」で監督を務めた、井筒和幸監督が18日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に生出演。西田さんとの思い出を語った。


井筒監督は「アドリブというと、セリフを思い浮かべますけど、西田さんはキャラクター自体のアドリブだった」と説明。「業界の旧来の演技方法ではなく、即興メソッドという瞬時にキャラを出していけるものがピカイチ。これは天性でしかないと思う」とした。


「ゲロッパ!」でも「セリフは(台本は)読んでくるけども、関係なし。リハーサルでも何度でも違った」という。現場では「西田さんはほったらかしです。大体分かっているから。『さっきよりもこっちが良いよね』という目をする」と明かした。


続けて「若手は次どうされるのかなという顔をしている。吸収しようと思うけど、できないよね」とも話し、「素晴らしかった。忘れがたい現場でしたね。爽やかな人でした」とかみしめた。