入社してすぐに上司から職場の悪口ばかり聞かされたら、働くのが嫌になってしまう。滋賀県の30代後半の女性は、「スーパーの青果部門に入社」することになった当時を振り返った。入社前に、会社説明と契約書を書くために店舗へ行ったところ、「店長と青果部門のチーフ」から
「うちは60歳代の女性のパートさん数名がとにかくうるさく、新しい人に色々と言ってきますが、まあ気にしないでください」
などと衝撃的なことを言われた。(文:長田コウ)
「明日は必ずあなたは彼女たちに何かしら言われると思いますが、受け流してください」
「そんな風に言われ、とにかく初出勤が恐ろしかったです」と怯えたことを振り返る。とは言え初出勤してみると、「意外とみなさんの感じが良くて、ああ良かったなと胸を撫で下ろしていた」という。ところが、またしてもチーフが「とんでもないこと」を言って追い打ちをかけてきた。
「今日のパートさんはみんな優しい人ばかりだけど、明日はうるさい人たちが勢揃いです。明日は必ずあなたは彼女たちに何かしら言われると思いますが、まあ彼女たちはそのうち定年で辞めて行く人たちなので何を言われても受け流してください」
うるさい人を何とかするのではなく、新人に我慢しろと言っているのだから勝手な話だ。チーフの言葉はこれで終わらなかった。
「うちはとにかく人が居着かない職場です。本当にすぐ辞めるんですよ」
実態を隠す職場が多い中、こんなに大っぴらに言われては動揺するだろう。「嘘のような言葉ですが、実際に言われました……」と明かす女性。こんな事を言われ恐ろしくなり、2回目の出勤ができず辞めたという。思いを、こう打ち明けた。
「『気にしないで』や、『そのうち辞める人たち』と言われても、店長もチーフもいじめを黙認しているのがどうしても無理でした」
店長やチーフは、新人がすぐ辞める原因が古参パートより自分たちの言動だと気付くべきだろう。
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