職場をほんの数日で辞めた人は、どのような理由があったのだろうか。熊本県の30代後半の女性は、高校の非常勤講師を3日、「具体的には3時間」で辞めたそう。きっかけは、女性の服装が華美だと校長から注意されたことだった。(文:長田コウ)
「理由を尋ねると、生徒が低学力で理解力や判断力に乏しく真似をする可能性があるからだと」
「残業代がでる一般企業がすごく尊く感じられる」
この理不尽な発言に、女性は大学院で学んだ「学力と理解力判断力は関係ない」という知識を思い出し、その場で「働けないと思う」と伝えたという。潔く退職した後、現在は一般企業で働いており、後悔は全くないようだ。
「高校教員からは完全に卒業。校長ガチャほんと大変だし就労環境悪すぎなので辞めてよかった。残業代がでる一般企業がすごく尊く感じられる」
愛知県の50代後半の女性(事務・管理/年収200万円)は、大学事務員を1週間で辞めたそう。原因は、「仕事はまず無い」ことだった。当時の業務をこう振り返った。
「1日一回の郵便物回収。電話もならない。学生の就活後だったのもあるが暇な部署」
「雇用保険も入れない」
暇ゆえに、ネット検索をしていると、「必要ない事は使わないようにとシステムからメールが飛んでくる」始末だったという。ネットで暇つぶしも許されなかったのだ。
「ボーっとして時給発生なんてとは思いますが、1日誰とも話さない日もあり苦痛。仕事覚える前に辞めて良かったです」
多忙で退職という話はよく聞くが、暇すぎて退職も有り得る話なのだ。
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H