親にとっては何気ない一言でも、言われた子どもにとっては長い間苦しむ一言になることもある。北海道に住む60代女性は「何度も不倫をしていた母」から言われた一言に今も苦しんでいるという。(文:真鍋リイサ)
「私の前で『子供達の犠牲にはなりたくない』と義理の祖父に大声で言ってたことです」
母が泣きながら私に「かわいそうだね」と言った
それは母親が子どもの前で言っていい言葉でないのは明らかだ。
「私はそれがトラウマになり今でも母を憎んでいます」
女性の母親は今や80代。いつ頃の出来事かは書いていないが、女性はこの先も母親を憎み続けるのだろうか。
東京都に住む40代女性も、やはり母親から言われた言葉をずっと覚えているという。
「高校受験で第一志望校が不合格だった時、母が泣きながら私に『かわいそうだね』と言った」
この経験で心に傷を負った女性。「母は良くも悪くも優しい人間なので悪気はなかったと思う」と言うように、母親は慰めようとして発した言葉なのだろう。しかし……
「ただでさえ打ちひしがれてる私は余計『あ、私はダメだったんだ』と追い討ちをかけられた気がして、何の慰めにもならなかった」
たった一言で子どもを深く傷つけてしまうのだから、親の影響力は大きいものだ。
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