石の上にも三年という諺はあるが、今の仕事が明らかに向いていないと感じているなら、早いうちに別の仕事を探すほうが建設的だ。
神奈川県の30代前半の女性(年収250万円)は、「空港のカスタマーサービス」の仕事に就いたものの、向いていないと感じたそう。
「クレームや自身が対応していない案件でのトラブル対応で24時間お客さんから怒鳴られたり詫び状を求められたりするため、精神的に苦しいわりに給料も少ない」
仕事内容と給料の両方に不満を感じるようでは長くは続かないものだ。(文:天音琴葉)
「メンバーが私ともう1人しかおらず大変多忙だった」
福岡県の30代女性(年収300万円)は、「ベンチャー企業のカスタマーサポート兼事務サポート」の仕事に就いていたときに向いていないと感じた。前者と違い、職種に合わないというより、会社そのものに合っていなかったようだ。
女性は紹介してもらって入社したが、ベンチャーということもあり「社員が2名」しかいなかった。業務量の割に人が足りていなかったようで、
「とにかくデータの整理がなっていないのでデータ整理から開始するも、そのデータすらフォルダにまともに入っていない」
という有様だった。自身の本来の業務についても、
「お客サポートに関してはテンプレを利用しながらお客様にメールで返信、対応していた。多忙でカスタマーサポートメンバーが私ともう1人しかおらず大変多忙だった」
と当時を振り返った。
そんな状態では当然ミスも起こり得るだろう。あるとき女性宛に1件のクレームが入り、「あなたには仕事を任せられないと仕事を減らされた」という。しかしクレームしてきた相手に女性は「テンプレを1通送っただけ」だという。何を送っても怒る客だった可能性もある。「なのに何故こんなに自分が責められないといけないのか疑問に思った」と腹を立てたのも無理もないだろう。
結局このベンチャー企業を退職したようで、
「22時からのZoomミーティングは深夜1時過ぎまであったことや従業員が少ないからこそ?の人間関係も大変悩みだった。二度とベンチャー企業では働きたくない」
と結んだ。ベンチャーやスタートアップでは主体性をもって働く分にはやりがいを感じるが、そうでない場合はきついだけだろう。
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