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家事をせず、パチンコに逃げる夫に「再構築は無理のようです」 ついに離婚を決意した30代女性【後編】

2024年10月16日 16:20  キャリコネニュース

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夫婦ともにフルタイムの正社員なら家事も育児も半分ずつ行うのがフェアだが、現実は理想通りにいかないものかもしれない。

中部地方に住む30代後半の女性は、平成初期生まれの夫について、「まだ昭和、いや戦前の考え方が抜けていない」と不満をこぼす。夫はまだ30代のはずだが、「家事は女性がやった方が適切な仕事ができる」という考え方が根底にあるそうだ。

夫と職場結婚したあとも女性は正社員として病院に勤務している。結婚前に夫は「家事は半分手伝う」と言っていたが、実際はゴミ出しだけだった。

妊娠したときに家事、子育てに協力すると約束させ、書面にもしたが、約束が守られることはなかった。女性の育休が明けた頃、いきなり夫の残業が増え、「仕事なんだから仕方ないだろ」の一点張りだった。

怪しんだ女性が夫の同僚に探りを入れたところ、ほとんど定時で帰っているとわかった。

「問いただすと、『パチンコに行っていた。家事は女の方が向いてる』と言い出したため、キレて子どもを連れて実家に帰りました」

その後夫に土下座して謝られ、許したところまでは【前編】で伝えた通りだ。これで夫が心を入れ替え一件落着かと思いきや、「今度はいきなり仕事を辞めました」と話はまだ続く。(文:天音琴葉)

「家事は女の仕事、手伝わせるなんておかしい、うちの子は悪くない」という義父母

夫が仕事を辞めたとき、幸い転職先を決めていたものの事前に相談はなかったというから驚いただろう。転職した当初は家事をしてくれたものの、次第に「残業」と称して遅くなるようになり、女性は再び探りを入れることに。

夫から残業の連絡がきた直後、職場の病棟に電話した。「危急の要件なので電話した。夫に変わって欲しい」と言ったら夫は既に帰宅したと判明する。だが、バレているとは知らない夫から次のような連絡が入った。

「夫からは『10時まで残ることになりそう』とおバカな連絡が」

以前の職場でも夫は残業と嘘をついてパチンコをしていた。10時とは「そういやパチンコ屋の閉店時刻だ」と思い出した女性は呆れ、

「『お仕事を定時であがった後のパチンコでは勝てましたか? 実家に帰ります』と2度目の家出をしました」

と明かした。慌てた様子の夫から電話がかかってきたものの無視を貫いた。すると実家に夫と義父母が迎えにきたというが、逆効果だったようだ。

「義父母は、家事は女の仕事、手伝わせるなんておかしい、うちの子は悪くない、というスタンスでした。夫も親がそう言うから『そうだそうだー』という感じでした」

義父母は息子の愚行を謝罪することもなく、それどころか擁護し、本人もそれに乗っかる始末では絶望しかない。「これはダメだと思いましたね」と当時の心境を振り返った。そして結末を次のように打ち明けた。

「世の中にはフルタイムの仕事をしつつワンオペの方もいますが、私は嫌です。ですので、『あなたと再構築は無理のようです』と離婚を要求。親権を争い調停中です。負ける気はしませんね。ゴネて裁判になっても、弁護士の友人に離婚裁判に強い方を紹介してもらう予定です」

理想の共働き夫婦にはなれなかったという悔しさはあるだろうが、医療系専門職に就いている女性には、我慢して夫婦関係を続けなくて済むという安堵のほうが強いようだ。最後にこう述べた。

「資格があって経済的に自立してるのは大事だと思います。専業主婦だと、このように強くは出られなかったかも」

※キャリコネニュースでは「共働き・片働きの不満」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/PMPSL4H8