2024年10月16日 11:41 ITmedia NEWS
ハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」が、10月16日の正午に20年近い歴史に幕を下ろす。楽曲の再ダウンロードを除き、e-onkyo musicとしてのサービスは終了。今後は「Qobuz(コバズ)」に統合される。
e-onkyo musicでの楽曲購入や新規会員登録、登録情報の変更は10月16日正午をもって停止。購入済み楽曲の再ダウンロードは11月30日まで提供する。
現在の登録アカウント情報はQobuz移行後も引き継がれ、ユーザーは引き続きダウンロードやストリーミングのサービスを利用でき。ポイントやウォレット残高も同様だ。なお、自動的にQobuzのサブスクリプションサービスに登録されることはない。
e-onkyo musicは4日に公開したお知らせの中で、ユーザーへ感謝を伝え、Qobuzへの支持を求めている。Qobuzでは、メジャーからインディーズまで、幅広いジャンルで1億曲以上の音源を提供する予定で、最大192kHz/24bitのハイレゾストリーミングに対応する他、DSDやDXDのダウンロードストアも展開する。「より高音質な音楽体験を提供するQobuzに、ぜひご期待ください」
e-onkyo musicは、2005年8月に当時のオンキヨーが始めた音楽のダウンロード配信サイト。当初からハイレゾクオリティーの音源を扱い、音楽ファンの注目を集めた。
しかしオンキヨーグループの経営難を受け、21年10月にQobuzを運営するフランスXandrie S.A.傘下のXandrie Japanに事業を譲渡。Qobuzへのサービス統合を進めていた。