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【NBA】河村勇輝、ツーウェー契約へ追い風 ピッペンJrがグリズリーズと本契約結び枠空いた

2024年10月16日 10:58  日刊スポーツ

日刊スポーツ

河村勇輝=2023年7月13日

米バスケットボールNBAグリズリーズは15日、スコッティ・ピッペン・ジュニア(23)と複数年契約を結んだと発表した。同選手は、ブルズなどで活躍して殿堂入りしているスコッティ・ピッペン氏を父に持ち、ポジションはガード。これまでグリズリーズとは、NBAと下部Gリーグを一定期間行き来できるツーウェー契約を交わしていたが、本契約に昇格する形となった。


これによってグリズリーズは、最大3人可能なツーウェー契約の枠に空きが発生。同チームとエグジビット10契約を結んでいる河村勇輝(23)が、その枠に入れる可能性が広がった。


今夏のパリ五輪日本代表の河村は、オープン戦(プレシーズンゲーム)4試合に出場し、1試合平均16・9分の出場で同4・3得点、同4・8アシスト。14日のペイサーズ戦では10得点、7アシストを挙げてアピールした。次戦18日のヒート戦が、最後のオープン戦となる。


◆ツーウェー契約 下部Gリーグのチームに所属しながら、NBAで一定数プレーすることが可能になる契約。対象はNBA在籍4年未満の選手に限られ、1チーム最大3人まで。渡辺雄太は18年にグリズリーズと同契約を結び、開幕5戦目の同年10月27日に公式戦初出場。日本人2人目のNBAプレーヤーとなった。渡辺は20年もラプターズとエキシビット10契約からツーウェイ契約を結び直し、シーズン中の21年4月には本契約を勝ち取っている。