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2丁拳銃「いつかは上方漫才大賞を」恒例100分間ノンストップ単独漫才ライブ開催/インタビュー

2024年10月16日 05:01  日刊スポーツ

日刊スポーツ

恒例の人気単独ライブ「百式2024」を前に取材に応じた2丁拳銃(撮影・松尾幸之介)

2丁拳銃が11月に恒例の100分間ノンストップ単独漫才ライブ「百式 2024」を東京、大阪、福岡の全国3都市で開催する。今年は共に50歳の節目。このほど取材に応じ、“50-50”で目指す真骨頂の公演への思いを語った。


02年からほぼ毎年開催して23年目。2人合わせて100歳となる最初で最後の「百式」が幕を開ける。100分の尺は「当時一番ちょうどいいと言われていた長さ」で、タイトルは「ガンダム」のモビールスーツの名称からとった。川谷修士は「まずは1回だけ見に来て下さい。それだけです。それくらい自信はあるので」と語り、小堀裕之も「(ドジャースの)大谷君が超えた50-50の百式です。もう1度漫才を見直しつつ、強いネタをどういうアレンジで作っていくかを意識していきたい」と語った。


「百式」を始めた02年は若くして人気者となった大阪から鳴り物入りで東京進出して苦しんでいた時期。川谷は「当時は実力不足でテレビとかにも出られなくなって。M-1の(出場できる)ラストイヤーの03年に初めて決勝に進んで4位に終わった時に、これからも漫才をやり続けないといけないと強く思いました」と振り返る。


以降はライブを大事にしつつ、演技や音楽などピンの活動にも注力。小堀は吉本入りを目指す息子の響己とコンビ、ヘドロ一家として今年のM-1にも出場中で「そうした経験も百式に役立てられたらという思いもある」と力を込めた。


結成30年を越えたが向上心は尽きない。2人共に「まだまだテレビとかにも出たい」としつつ川谷は「生で見るもののすごさは追求していきたいですし、いつかは上方漫才大賞をとりたい」。小堀も「自分はぐずぐずな人間ですし、元気でしっかりしてきた後輩にイジられたい。それでかわいいオッサンやなと思ってもらえたら」と笑った。【松尾幸之介】


◆2丁拳銃 小堀裕之(こほり・ひろゆき)1974年(昭49)1月9日、奈良県生まれ。川谷修士(かわたに・しゅうじ)1974年(昭49)5月17日、兵庫県生まれ。NSC大阪校12期で93年6月結成。97年「NHK新人演芸大賞」や98年上方漫才大賞新人奨励賞などで人気を集め、00年に上京。過去には「キングオブコント」出場歴もある。