Text by CINRA編集部
アートイベント『阿寒アイヌアートウィーク』が11月23日から開催される。
ロフトワークが北海道・釧路市からの委託により開催する『阿寒アイヌアートウィーク』は、阿寒湖温泉、阿寒湖アイヌコタンを舞台に、アイヌ工芸と多様な背景を持つ現代アートが混ざり合うアートの祭典。先祖やカムイへの敬意を表す木彫や刺繍、古式舞踊といったアイヌの伝統と進化を紹介するとともに、アイヌコタンの日常に触発されて滞在制作を行なったアーティストたちの新作を披露する。
参加アーティストは秋辺日出男、井上綾子、岡田実、郷右近富貴子、斉藤政輝、下倉洋之、平良秀晴、瀧口健吾、床州生、西田香代子、平間覚、Pete Toshi、簗瀬秀夫、渡辺澄夫、磯崎道佳、加々見太地、MSHR、山口みいな+木下真紀。
メインビジュアルは、アイヌアーティストが阿寒湖周辺で採集した自然素材をもとに、デザイナーであり採集者の𠮷田勝信が拓本を制作し、札幌に拠点を持つCommune Inc.がひとつのビジュアルへと落とし込んだもの。ビジュアルのみならず制作プロセスそのものも『阿寒アイヌアートウィーク』の重要なキーワードである「多様な背景」や「文化の交差」を体現しているとのこと。
会期中には関連プログラムとして体験ツアーや舞台作品を展開。関連プログラムの詳細は阿寒湖アイヌコタンのオフィシャルサイトを確認しよう。