性的人身売買と恐喝、性的暴行と暴力の容疑で逮捕、起訴されたミュージシャンでラッパーのショーン・コムズ。今月初めに未成年者25人を含む120名から訴えられていた彼だが、この度新たに6名の男女から告発されたことが分かった。
【写真】「ショーン・コムズ」フォトギャラリー
Peopleによると、テキサス在住の弁護士トニー・バズビーが現地時間10月14日、ニューヨークにて、いずれも匿名の女性2人と男性2人を代表して、6件の裁判を起こしたそうだ。バズビー弁護士は、先に裁判を起こした120名の代理人を務めている。
訴状によると、6人はそれぞれ、1995年から2021年までの間に、コムズから性的虐待や性的暴行、性的搾取、またはレイプの被害を受けたと主張しているそう。コムズは滞在していたホテルの部屋や、パーティー会場内のトイレ、もしくは個室で、薬物服用を強要したり、暴力を振るうなどして、行為に及んだという。当時16歳だった被害者もいるようだ。
バズビー弁護士は2日にLaw&Crime Networkのインタビューで、被害者が訴え出るためにホットラインを設置したところ、最初の24時間で1万2000人からの連絡があったと明かしたそう。また今月初めの記者会見では、今後30日以内に、テキサス州、カリフォルニア州、ジョージア州、フロリダ州、ニューヨーク州など、いくつもの州で裁判を起こすつもりだと宣言していた。
なおコムズは現地時間9月16日、ニューヨークで逮捕され、性的人身売買など3つの罪で起訴された。無罪を主張するも保釈が認められず、今も拘留が続く中、10月10日に予備審問が行われ、裁判は2025年5月5日に始まることが明らかになった。