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映画『いま、会いにゆきます』公開20周年 竹内結子さん&中村獅童らキャストの今

2024年10月15日 09:10  クランクイン!

クランクイン!

(左から)竹内結子、中村獅童  クランクイン!
 市川拓司の同名小説をドラマ『ビーチボーイズ』(フジテレビ系)や連続テレビ小説『ちゅらさん』(NHK総合)の岡田惠和による脚本とドラマ『ビューティフルライフ』『オレンジデイズ』(TBS系)の土井裕泰監督によって実写化され、大ヒットを記録した『いま、会いにゆきます』。劇場公開から間もなく20年を迎える本作を支えたキャスト陣の現在をまとめてみた。

【写真】『いま、会いにゆきます』キャストたちの現在を写真でチェック

■竹内結子

 28歳の若さで亡くなったものの、死後の1年後に夫と1人息子の前に姿を現す本作のヒロイン・秋穂澪を演じていたのは竹内結子さん。本作が公開された翌年6月に共演者の中村獅童と結婚し、同年11月には第1子となる男の子を出産(2008年離婚)。以降も数々の話題作で主演を務め、2018年にはHuluとHBOアジアによる国際共同製作ドラマ『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』で女性版シャーロック・ホームズを演じていた。翌年、俳優の中林大樹と再婚し2019年には第2子を出産したものの、2020年9月に急逝した。

■中村獅童

 愛する妻・澪を亡くし、息子と慎ましい2人暮らしを続ける主人公・巧を演じたのは、歌舞伎役者としても知られる中村獅童。本作への出演後、中村は歌舞伎の舞台に上がりながらも映画やテレビドラマに精力的に出演。2006年公開のハリウッド映画『硫黄島からの手紙』や2009年公開の中国・日本・韓国による合作の『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』に出演するなど、国際的にも活躍。今年は10月25日公開の『八犬伝』で七代目・市川團十郎を演じる。

■武井証

 澪と巧の1人息子で小学生の佑司を演じたのは当時子役だった武井証(あかし)。本作公開の翌年に放送されたテレビドラマ版でも佑司を演じた武井は、その後も2009年公開の映画『ぼくとママの黄色い自転車』や2014年に放送されたリメイク版の『GTO』(関西テレビ・フジテレビ系)などの作品に出演していた。

■浅利陽介

 劇中の回想シーンに登場する高校時代の巧を演じていたのは浅利陽介。4歳から子役として活躍していた浅利は、本作公開後の2008年からスタートし劇場版も製作された『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ(フジテレビ系)に出演。さらに2018年スタートの『義母と娘のブルース』シリーズ(TBS系)などの話題作にも出演した。さらに舞台でも精力的に活動していて、10月と11月に東京と京都で上演される舞台『Touching the Void タッチング・ザ・ヴォイド~虚空に触れて~』にも出演している。

■大塚ちひろ

 一方、高校時代の澪を演じていたのが大塚ちひろ(2011年「大塚千弘」に改名)。本作公開後の2009年には映画『ぼくはうみがみたくなりました』で映画初主演を果たすと、2011年には舞台『レベッカ』『ゾロ ザ・ミュージカル』での演技が評価され第36回菊田一夫演劇賞を受賞。プライベートではテレビドラマ『刑事7人』(テレビ朝日系)で共演した鈴木浩介と2015年に結婚。2021年5月には第1子出産を報告している。

■平岡祐太

 成長して18歳になった佑司を演じているのは平岡祐太。本作公開の翌年には、映画『スウィングガールズ』での演技が評価され第28回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2010年には『龍馬伝』(NHK総合)で大河ドラマに初出演を果たし、2014年には台湾で製作されたドラマ『ずっと君を忘れない』で海外進出も果たした。プライベートでは2022年12月に結婚を報告。2024年3月には第1子が誕生している。

■美山加恋

 佑司の同級生・アヤを演じていたのは映画と同年に放送された『僕と彼女と彼女の生きる道』(関西テレビ・フジテレビ系)で一躍“天才子役”と称され脚光を浴びた美山加恋。2006年には連続テレビ小説『純情きらり』で主人公の幼少期を演じたほか、2012年上演の『神様の観覧車』では舞台初主演を果たした。また声優としても活躍していて2017年には『キラキラ☆プリキュアアラモード』(テレビ朝日系)でテレビアニメ初主演。2024年12月に上演される舞台『夏の夜の夢』への出演も予定されている。

■田中圭

 今や人気俳優の田中圭も本作に出演していて、役柄は大学時代の澪の友人役。本作への出演後、田中は2008年公開の『凍える鏡』で映画初主演を務め、2009年放送の『子育てプレイ』(MBS)でテレビドラマ初主演を果たした。その後、2018年放送の『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で大ブレイク。以降数々のテレビドラマ、映画で主演を務めている。

■市川実日子

 父子家庭となった巧・佑司と親交を持つ永瀬みどりを演じたのはファッションモデルで女優の市川実日子。本作への出演以降も、映画やテレビドラマの名バイプレイヤーとして活躍し、テレビドラマ『アンナチュラル』(TBS系)や『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ・フジテレビ系)などの人気作に出演。2016年公開の映画『シン・ゴジラ』では毎日映画コンクール女優助演賞、第40回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した。