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83歳岡宏、新曲では恋愛歌うも自身は「こりごりです。良い思い出はないですね」

2024年10月15日 06:01  日刊スポーツ

日刊スポーツ

ディナーショーを行った「岡宏とクリアトーンズ・オーケストラ」のバンドマスター、岡宏(中央)と出演者ら(撮影・松尾幸之介)

日本有数のビッグバンド「岡宏とクリアトーンズ・オーケストラ」が15日、東京・新宿の京王プラザホテルでコンサート&ディナーを行った。


バンドマスターの岡宏(83)は昨年「BOSS★岡」として歌手デビューしており、この日のステージでは2枚目の新曲「女好きのエルボラーチョ」を披露。歌詞カードを持ちながらの歌唱には「毎度のことで、すみません」と謝罪しつつ、「気を入れて練習しました」と語った歌声を場内に響かせた。


新曲は恋愛を歌ったもの。83歳となった自身の現在の恋愛について聞かれると「しません。こりごりです。良い思い出はないですね」と語って笑わせ、3枚目以降の新作については「(ディナーショーも)毎年やっていることなので。来年も頑張りたい。(新曲が)ヒットしたらやります。ヒットしなかったらやりません」と話した。


今回は「女好きの-」のほか、「あの日の、少年」「心の陽だまりに」の3曲を制作。「3部作みたいな感じ。いい作品ができたなと思います」と自信もみせ「エルボラーチョという言葉が耳に残って寝られないっていう人がいるんです。なかなかハマっているから売れるかもしれないですよ」と期待を込めた。


イベントには来賓でデヴィ夫人らが訪れたほか、ゲスト歌手として川奈ルミらも登場して盛り上げた。


クリアトーンズは、岡が1974年にフル編成の楽団として結成。各レコード会社での同楽団による録音をはじめ、テレビ、ラジオ等、放送媒体への出演、有名歌手との共演など、半世紀にわたって日本の音楽界の第一線で活躍した。また、岡は音楽プロデューサーや作曲家としても活動し、なかでも韓国人歌手、キム・ヨンジャをプロデュースしてNHK紅白歌合戦に出場するまでのビッグ歌手に育て上げた。


昨年6月には岡自らがシングル「かすり傷」で歌手デビュー。レコード会社のテイチクエンタテインメントから「81歳での歌手デビュー」として大きな話題を呼んだ。