2024年10月14日 13:54 日刊スポーツ
<出雲駅伝>◇14日◇島根・出雲大社前~出雲ドーム前(6区間45・1キロ)
創価大・吉田響(4年)が2区(5・8キロ)で9人抜きの快走を見せ、先頭で3区へタスキを渡した。
首位の青学大と26秒差の10位でタスキを受けると、あっという間に前を走るランナーを抜き去っていった。4キロ過ぎで先頭の青学大・野村昭夢(4年)を追い抜き、その後も後続との差を拡大。2位の米国アイビーリーグ選抜に14秒差をつけ、3区の山口翔輝(1年)へとつないだ。
区間賞を獲得した吉田響は「自分の位置で1番に持っていくことが仕事だった。それを果たせてホッとしている。もうちょっとタイムを稼ぎたかったが最低限の仕事はできた」とうなずいた。
創価大は昨年大会後に選手1人のドーピング違反が発覚し、2位だった総合成績などが失効。昨春に東海大から同大へ編入した吉田響は、前回大会5区で“幻の区間賞”となっていた。今大会は総合3位以内を目標に掲げている。
1区で首位発進した青学大は3位に後退。9年ぶりの出雲路出場の大東文化大が4位、5年ぶりの優勝を狙う国学院大が5位、3連覇がかかる駒澤大が6位で3区へタスキをつないでいる。