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【出雲駅伝】暑さ厳しい1区を制したのは青学大「かっとばせ大作戦」鶴川正也の起用が的中

2024年10月14日 13:53  日刊スポーツ

日刊スポーツ

第36回出雲全日本大学選抜駅伝 出雲大社をスタートする選手ら(撮影・上山淳一)

<出雲駅伝>◇14日◇島根・出雲大社前~出雲ドーム前(6区間45・1キロ)



大学3大駅伝の開幕戦、第36回出雲駅伝が開始され、21チームが出雲大社前からスタートした。


出雲市役所までの8・0キロで競われる1区。気温は28・4度で、過去大会で21年の30・5度に次ぐ史上2番目の高温の中で、選手が先頭争いを繰り広げた。序盤から抜け出す選手がおらず、一団となってけん制する展開が続いた。


レースが動いたのは、2キロを切ってから。米国アイビーリーグ選抜、ハーバード大卒のキーラン・トゥンティベイト(27)がロングスパートをかけて、先頭争いは3人に。スプリント勝負となると、最後は青山学院大の鶴川正也(4年)が白い帽子を投げ捨てて後続を引き離した。23分38秒でタスキを2区に渡した。レースを終えて、「とにかく絶対に優勝する気持ちで最後まで走り抜けました」「少しでも後ろを離して、絶対に優勝する気持ちで全力で走りました」と汗をぬぐった。


青山学院大の原晋監督は、6年ぶりの優勝へ向けて掲げたのは「かっとばせ大作戦」。1区から先頭をかっとばし、流れをつかむ布陣を敷いていた。同大学5000メートル史上最速、出場日本選手では全体2位の13分18秒51の記録を持つ鶴川。監督の起用が的中した形となった。