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【陸上】川内優輝、女子マラソン衝撃的な世界新に「サブ10はできると思っていた」

2024年10月14日 12:54  日刊スポーツ

日刊スポーツ

川内優輝(2024年2月29日撮影)

パリオリンピック(五輪)男子マラソン日本代表の補欠だった川内優輝(37=あいおいニッセイ同和損保)が14日、自身のX(旧ツイッター)を更新。13日のシカゴマラソンで女子のルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が2時間9分56秒の世界新記録を樹立したことについて、私見をつづった。


「女子マラソンもサブ10の時代に突入しましたね」と、女子初の2時間10分切り(サブ10)に着目。「ハーフマラソン(62分台)や10000m(28分台)の世界記録水準からすると、マラソンも条件が整えばサブ10はできると思っていました」とした。


従来の世界記録は昨年9月のベルリンマラソンでティギスト・アセファ(エチオピア)がマークした2時間11分53秒だった。川内はその記録を引き合いに出し「昨年のベルリンで2時間11分台が出た時はハーフ通過が66分台でした。今回のシカゴの64分台前半でのハーフ通過は、日本の男子マラソンのサブ10狙いのレースに近いペースです」と解説。続けて「昨年のベルリンよりも『女子マラソン初のサブ10』に向けて、大会関係者も選手も意識が高いレースだったように思います」と見解をつづった。


女子マラソンの世界記録は、01年に高橋尚子が2時間19分46秒をマークし、初めて2時間20分切りを達成。19年にはブリジット・コスゲイ(ケニア)が16年ぶりの世界新となる2時間14分04秒を記録し、近年は高速化が進んでいる。