2024年10月13日 20:37 日刊スポーツ
<SVリーグ>◇男女第1節◇13日◇大阪・HOS住吉スポーツセンターほか
女子の大阪マーヴェラス(旧JT)が、初代女王へ白星発進を決めた。東レ滋賀との開幕戦にフルセット勝ち。パリ五輪代表のアウトサイドヒッター林琴奈がコンディション不良でスタメンを外れる中でも競り勝ち、田中瑞稀主将(28)は「まずは勝ちきれてよかった」とほっとした表情をみせた。
第1セット(S)は2度の4連続失点などで先取を許した。相手の鋭いサーブと多彩な攻撃に対応出来ず、攻撃も18点に抑えられた。第2Sは取り返したが、その後の一進一退の攻防が続いた。何とか白星こそ手にしたが、酒井監督が「手応えはない」と振り返る、不満の残る勝利だった。
昨シーズンはレギュラーラウンドを22勝無敗で通過しながらV逸。今季は優勝を目標に掲げるが、指揮官はこの日の内容を踏まえて「簡単ではない試合が続くと思う」と見据えた。長丁場のリーグ戦。立て直しへ「攻撃の精度が良くなかった。見直して修正点を考える」と引き締めた。
▽東レ滋賀・越谷監督(大阪Mに惜敗)「負けて悔しいけど、今後に向けて非常に良い出だしだったので、前向きに捉えたい」