面接官が個人情報を根掘り葉掘り聞いたり、わざわざ人を嫌な気持ちにさせる質問をするのは何故なのか。大阪府に住む30代後半の女性は、10年ほど前に受けた「某有名エステサロン」での面接をこう振り返る。ひと通りの質問を受けたあとの事だった。
「50代と思しき女性面接官が家族構成を聞いてきた。我が家は母子家庭なので素直にそう答えると、矢継ぎ早に『離別か死別か』『離婚理由』等を今までのどの質問よりも食い気味に質問された」
それが仕事に何か関係があるというのだろうか。女性は「面接には落ちたが、心の底から入社しないでよかったと思っている」と書いている。(文:篠原みつき)
「何でこんなに転職をされたのか」と上から目線の質問
「初対面の人にあれこれ言われて傷ついた事がありました」と語るのは、岐阜県の50代女性。
「シングルで子ども2人育てながら転職を何社かしながらギリギリの生活」
と当時を明かす。「自分自身病気もし、子どもの成長に伴い引っ越し」など、紆余曲折を経てきた。そんな中、
「仕事を変えようと面接に行ったある会社で、履歴書を見るなり『何でこんなに転職をされたのか』と、こちらの話をたいして聞こうともせず頭ごなしに上から目線な言い方」
採用担当なので転職理由は聞くかもしれないが、女性が「あまりのショックで涙と怒りと入り混じった感情」になったというから、かなり失礼な聞き方をしたことがうかがえる。深く傷ついた様子で「いつまでたっても忘れられません」と書いていた。
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