【動画】のんVS滝藤賢一！ 『私にふさわしいホテル』本予告編
本作は、柚木麻子の同名小説を映画化した文壇下剋上エンタテインメント。
新人賞を受賞したものの、大御所作家・東十条宗典（滝藤賢一）の酷評により、華々しいデビューを飾ることなく、小説を発表する場も得られなかった不遇な新人作家・中島加代子（のん）。それから3年が経ち、文豪に愛されてきた憧れの「山の上ホテル」に自腹で宿泊する加代子のもとに、大学時代の先輩で編集者の遠藤道雄（田中圭）が訪ねてきて、東十条が上階に泊まっていることを告げる。
東十条を恨み続けていた加代子は、遠藤の手引きによって東十条の執筆を邪魔し、締切日に文芸誌の原稿を見事落とさせる。だがここからが、加代子の更なる不遇と試練の始まりだった。加代子VS東十条の因縁の対決は、誰にも予想できない方向へと突き進んでいく。果たして加代子は文壇に返り咲き、作家としての道を歩むことができるのか？
共演には、田中みな実、服部樹咲、高石あかり、橋本愛、橘ケンチ、光石研、若村麻由美など豪華な俳優陣が集結し、それぞれ超個性的なキャラクターを演じる。
本予告編は、新人作家・加代子（のん）が、上階にいる大御所作家・東十条宗典（滝藤）へ向けて「男尊女卑クソジジイ！」と言い放つ、並々ならぬ怒りを感じさせるシーンからスタート。そして、東十条宗典の書評により不遇な新人作家となってしまった加代子が、売れない作家として辛酸をなめる日々から脱却しようと逆襲する姿が描かれていく。
東十条の仕事部屋に乗り込み、原稿にシャンパンをかける暴挙からはじまり、他人のフリをして彼のお金で豪遊、果ては家庭崩壊まで目論み…！？一見、破天荒な行動をとる加代子だが、それもこれもすべては、作家として活躍するという“夢を叶える”ため。「本当の才能を生かす方法を思いついた。やってみるか？」と編集者・遠藤は何やら企み、加代子は「もちのろんです！」と決意を見せる。最後は「しがらみだらけの文学界を舞台に、文壇下剋上が始まる」というナレーションに続き、加代子が「私ひとりで出来レースを覆しますから！」と宿敵・東十条と文学界へ挑む姿、ユーモラスな“文豪コール”を繰り広げる姿で締めくくられる。
ポスタービジュアルは、「山の上ホテル」の外観のイラストを背景に、満面の笑みを見せる加代子、苦悶の表情で加代子を追いかける東十条、そんな2人に意味深な視線を送る遠藤、という三者三様の姿を配置したもの。3人の周囲には、手書きの原稿やシャンパンなど劇中の重要なモチーフがちりばめられている。
また今回、本作の主題歌が、ミュージシャン・奇妙礼太郎の楽曲「夢暴ダンス」であることが明らかに。本予告編でも使用されている同曲は、奇妙礼太郎BANDでバンドマスターを務める中込陽大と共同制作され、奇妙本人が詞曲を担当、BANDメンバーとレコーディングが行われた。奇妙は、歌詞について「主人公の衣装がどんどん変わってゆく楽しさと、夢を手に入れる強靭な行動力が詩のイメージのはじまりというかすべてです」と明かし、映画については「抑えきれない衝動を爆発させ続ける主人公。いろんなものが吹き飛んだ後、奥に人を感じるというか、まっすぐに飛んでくる物があって、しばらく動けない」とコメントしている。
映画『私にふさわしいホテル』は、12月27日より全国公開。
※高石あかりの「高」は「はしごだか」が正式表記
