2024年10月11日 08:31 ITmedia NEWS
Webサイトのアーカイブ図書館を目指す米非営利団体Internet Archiveに複数回のDDoS攻撃があり、日本時間の10月8日からアクセスしにくくなっていた。10日には完全にダウンしている。
同団体の創業者でデジタル司書を務めるブリュースター・カール氏は11日、「Internet Archiveのデータは破損していない。現在、システムをアップグレードするため、サービスを停止している。できる限り迅速、安全にサービスを復旧できるよう取り組んでいる。ご迷惑をおかけして申し訳ございません」とXにポストした。
1996年に設立されたInternet Archiveには、1500億を超えるWebページ、約24万本の映画、50万以上のオーディオコンテンツ、18万以上のテキストなどの歴史的Webコレクション「Wayback Machine」があり、失われたWebページなどを無料で検索、閲覧できる。
Webページは世界中の協力者が追加しており、Wayback Machineは日々成長している。
Internet ArchiveはDDoS攻撃とは別に、認証データベースを盗まれている。米BleepingComputerは、DDoS攻撃とデータ窃盗犯は「関連しているとは考えられていない」としている。