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菅田将暉主演×宮藤官九郎脚本の映画『サンセット・サンライズ』に井上真央、中村雅俊、三宅健ら出演

2024年10月10日 16:10  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

映画『サンセット・サンライズ』追加キャストが発表。あわせて特報映像や公開日が解禁となった。

楡周平の同名小説を原作とする『サンセット・サンライズ』は、「移住」をテーマに現代を生きるわたしたちの「新しい幸せのカタチ」を描いた作品。新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年、リモートワークを機に三陸の町で「お試し移住」をはじめた釣り好きの晋作が地元民との交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいくというあらすじだ。

東京の大企業に勤める晋作役に、岸監督とは『あゝ、荒野』以来7年ぶりのタッグとなる菅田将暉がキャスティング。脚本を宮藤官九郎が手がける。監督は『あゝ、荒野』『正欲』などの岸善幸。

発表された追加キャストは、井上真央、中村雅俊、三宅健、竹原ピストル、山本浩司、好井まさお、小日向文世、池脇千鶴、藤間爽子、芽島みずき、白川和子、ビートきよし、半海一晃、宮崎吐夢、少路勇介、松尾貴史。

晋作の移住先の大家であり、宇田濱町役場の企画課で空き家問題を担当している関野百香役を井上真央、百香の父・関野章男役を中村雅俊、百香への想いを秘める4人の男のうちタケ役を三宅健、ケン役を竹原ピストル、山城進一郎役を山本浩司、平畑耕作役を好井まさおが演じる。小日向文世は晋作が務める大企業シンバルの社長・大津誠一郎役を務める。

特報映像は東京から移住した晋作が「まさかの人生」に直面する様子を捉えたもの。

なお撮影は、映画『余命10年』『最後まで行く』『リボルバー・リリー』や菅田将暉“ロングホープ・フィリア”のミュージックビデオなどを担当した今村圭佑。音楽は映画『百花』などの網守将平、主題歌は青葉市子が担当していることも明らかになった。公開日は2025年1月17日となる。

【井上真央のコメント】

心の奥に静かにしまっていた想いと向き合うことは、

誰でも痛みを伴うことのように思います。

⼀歩前に進もうとする時の葛藤を、自分なりに見つめながら百香を演じました。

朝になれば陽はまた昇るように、再生の物語として見て頂けると嬉しいです。

【中村雅俊のコメント】

東日本大震災で被害を受けた南三陸の町で、井上真央さん演じる娘の百香と共同生活をしている漁師です。

そんな百香にも愛する人が現れ、戸惑いながらも応援する毎日を送るという優しい親父。

完璧なnativeの宮城弁を話すつもりが、宮城出身にも関わらず、反省の残る方言で演じてしまった。反省!!!そんな奴です。

【三宅健のコメント】

撮影の間の数週間、宮城や岩手の町に滞在させてもらいました。 

東北の方々が経験されたあの痛みは、

当時東京にいた僕には到底わかり得るものではないと思いますが、

タケという役を通して、土地の言葉を使い、土地のものをいただき、

この土地から感じられる空気感や、一度受け入れたらとことん人を無防備にさせてしまう情の深さを、

たくさん浴びながら精一杯演じさせていただきました。

また、撮影の間に芽生えた僕ら演者の“暑苦しい友情”にも是非ご注目ください!

このような作品の一部になれたこと、この作品のおかげで出会えた皆様との御縁に感謝します。

【竹原ピストルのコメント】

“宇田濱町”のモデルとなっている岩手県、宮城県の海沿いの街には、これまでの音楽活動の中で散々お世話になってきたいくつかのライブハウスがあり、頼もしいマスター達がいて、優しく親切なスタッフさん方がいて、あたたかくライブにお付き合い下さるお客さん方がいます。

毎度毎度、とても楽しく豊かな時間を過ごさせていただいています。

要所要所、そんな皆さんのお顔をお守りのように思い浮かべつつ撮影に参加していました。

ぼくは“ケン”役を担当させていただきました。

彼が“宇田濱町”や宇田濱の仲間達に抱いている深い愛着、ときに執着をしっかりと表現できていたら嬉しいですし、それはそっくりそのまま、ぼくが上記のような皆さんへ抱いている深い愛着、ときに執着です。

その想いを伝えるチャンスをいただいた、という意味でも、この作品に出演させていただけたことが嬉しかったです。

それぞれ守りたいもの、守ってきたものがあって、それぞれ守りたい理由、守るための手段があるのかなと思います。それぞれであるがゆえにときに摩擦を起こしますが、その摩擦からこそ生じるぬくもりに触れることができるような、優しい優しい作品だと思います。

出演の機会をありがとうございました。

皆さん、どうぞご覧下さい!

【山本浩司のコメント】

この作品において自分に出来ることは何か?それはクランクアップのその日まで山城という役を演じ切ること。そんな当たり前のことを深く自分に誓い撮影に入りました。試写当日、果たして自分は何ができたか?なんてどうでもいい、心根のあたたかい映画がそこにありました。是非劇場でご覧ください!

【好井まさおのコメント】

町役場に勤める耕作を演じさせて頂きました。

コロナ禍のもと震災復興に奔走する、百香の幸せを心から祈る、ケン、タケ、山城、耕作の祈る会メンバーが愛くるしくてたまりません。そして出てくる料理が、全部美味しそうで、実際とんでもなく美味!

晋作を演じる菅田さんの食べっぷりを見たらむっちゃ腹減ります。是非映画館に足を運んでください!

【小日向文世のコメント】

撮影現場からの帰り道、車中から見た気仙沼の海に沈む夕陽の美しさに呆然としました。

主人公と関わる、震災を乗り越えた人々の素朴さと力強さが印象的で、あらためてこの日本という国の自然と人々に対して、愛おしさと感動をこの作品から受けました。

終わり頃に流れる「おもいでのアルバム・いつのことだか思い出してごらん」がいつまでも心に残ります。

新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。リモートワークを機に東京の大企業に勤める釣り好きの晋作(菅田将暉)は、4LDK・家賃6万円の神物件に一目惚れ。何より海が近くて大好きな釣りが楽しめる三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の日々を過ごすが、東京から来た<よそ者>の晋作に、町の人たちは気が気でない。一癖も二癖もある地元民の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの人生が待っていた―?! -