『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)が6日に放送。この日の放送では、メインコメンテーターとして元サッカー日本代表の槙野智章、コメンテーターとして元サッカー日本代表の柏木陽介が出演し、2人がこれまでA代表に選出された600名以上の選手の中から、世代を超えた日本代表ドリームチーム「日本代表歴代ベストイレブン」を作り、発表した。
【写真】槙野智章が選出「日本代表歴代最強イレブン」
柏木は、西川周作選手(GK)、長友佑都選手(DF)、冨安健洋選手(DF)、吉田麻也選手(DF)、内田篤人氏(DF)、遠藤航選手(MF)、遠藤保仁氏(MF)、香川真司選手(MF)、小野伸二氏(MF)、本田圭佑選手(MF)、高原直泰氏(FW)を選出。このチームについて、柏木は「僕の好きな選手が集まっている。メンバー選びにどうしても感情が入ってしまった(笑)」と前置きした上で、「遠藤航選手を軸に考えて、ビルドアップをメインにできるチームを作った。僕は打ち合いをしたいので、引くとかカウンターじゃなくて、『自分たちが繋いでいけるやろ!』ってチームです」と語った。
一方、槙野は、西川周作選手(GK)、長友佑都選手(DF)、冨安健洋選手(DF)、吉田麻也選手(DF)、酒井宏樹選手(DF)、遠藤航選手(MF)、原口元気選手(MF)、本田圭佑選手(MF)、香川真司選手(MF)、岡崎慎司氏(FW)、大迫勇也選手(FW)を選出。槙野さんは「W杯ロシア大会やクラブで一緒だったメンバーの中で、とにかく各ポジションのスペシャリストを並べた」とチームの構成理由を語り、「僕は最初に本田圭佑さんをメンバーに入れた。本田さんをピッチ上の監督だと思っていて、良い時はもちろんだけど、ダメな時も自分が発言することでチームを変えようとする姿を何回も見てきた。チームにいるかいないかでは全然違う」と、ピッチ外でも活躍していたことを証言した。
2人が考える“ドリームチーム”は、チームの半数以上の選手が丸かぶりという結果に。これに、野球のメインコメンテーターとして元メジャーリーグ選手の川﨑宗則が「ちょっと! 2人で並んで一緒に作ったんじゃないの!?」と驚きの声を上げると、槙野は「この企画を聞いた時に、陽介とほぼ一緒になるだろうなと思ってた!」と納得顔。柏木さんも「長年ずっと同じようなサッカーをしてきているので、メンバーが似ちゃうよなと思っていた」と同意。それもそのはず、槙野と柏木はユース時代、サンフレッチェ広島、浦和レッズと長きにわたり共にプレーし、中学3年生と高校3年生の時には学校の同じクラスに在籍していたという間柄。槙野は「同じ指導者のもとでプレーしていると、同じようなサッカーIQや考え方になるから、やろうとするサッカーの形やメンバーは一緒になっちゃうんですよね」と解説し、「全く違う環境や指導者のもとでプレーした人とこの企画をやったら、全然違うメンバーになると思う」と話した。
さらに、後半残り20分、スコアが「0-0」の局面で1人だけ交代するなら誰を投入する? という質問に対し、槙野と柏木は共に三笘薫選手の名前をあげた。柏木は「世界に通用するドリブラーは三笘選手しかいない。唯一無二のドリブルです」と太鼓判を押した上で、「彼が大学生の時に、僕が在籍していた浦和レッズと練習試合をしたことがある。その時に『こんなバケモノいるんだ』と本気で思った。相当上手かったので、『キミ、本当に上手いね』と言っちゃった(笑)」と振り返った。
『ABEMAスポーツタイム』はABEMAにて毎週日曜22時。見逃し配信あり。