SNSで友人の状況が分かってしまう昨今、そこで「自分は大切にされていない」と気が付いてしまうこともある。東京都に住む30代女性(クリエイティブ/メディア・アパレル・デザイン/年収500万円)は
「いつ気付くかわかりませんが、一方的に絶縁をしました」
と絶縁事情を明かす。その友人は一つ年下で、仕事で出会った「年齢バラバラな4人組」のうちの一人だった。そのメンバーでよく遊んでいたそう。(文:真鍋リイサ)
「出会った時から少し気になるところはあったものの、4人で遊んでいれば気にならないように見て見ぬふりをできていました」
「携帯は見ているのになぜ返事がないのだろう」
というのも、その友人は連絡にルーズな一面があった。
「連絡が2、3日返ってこないことはしょっちゅうで、仕事の話ですぐに返事が欲しくてもなかなかスムーズにやり取りができないストレスはありました」
遊びではなく仕事の連絡なら早めに返してほしいものだが、よく言っていた理由が
「『ひどい風邪で寝込んでました』など体調不良によるもの。身体のことになるとこちらも何も言えないので心配の返事を返していました」
具合が悪いのでは仕方ないが、それが何度も続いたため、女性も疑いの気持ちがわいてきたようだ。
「よく『入院した』などの話も聞いていたのですが、あまりにも体調不良で返事が遅くなることが多かったので正直、本当に体調が悪かったのか半信半疑でした」
そばで見ていてあまり身体が弱いようには思えなかったらしい。そんなある日、プライベートの誘いでメッセージを送ったというが……
「1週間ほど返事がなく、その間にインスタのストーリーズがアップされていて、『携帯は見ているのになぜ返事がないのだろう』ととても悲しい気持ちになりました」
その2日後くらいに返事が来たというが、内容は「知人の不幸と体調不良が重なり返事ができなかった」というものだった。
「私は大事にされてないんだなと思ってしまいました」
しかし女性は腑に落ちない。
「インスタには『今日はここで仕事!』という内容でストーリーズも更新してたので仕事もしていたみたいですし、何よりそんなに辛いならインスタなんてできないと思うのですが、私にはかなり経ってからの返信でした」
心身ともに辛いであろう状況なのに、インスタでは元気そうにストーリーを上げているのは気にかかる。
「メッセージのやり取りがしんどいなら『また良くなってから返事をする』とかの連絡があればこちらもなんとも思わないのに、連絡は無しでインスタはやるということで、私は大事にされてないんだなと思ってしまいました」
自分への返事よりインスタを優先されては、こう思ってしまうのも無理はない。その後、女性は「すぐに体調の心配と、返事は落ち着いてからで良いという気遣いの言葉を添えて送りました」というが、その連絡にも返信はなかった。
人によってはそもそもメッセージに即レスしない、できない人もいるのであまり責めるのも違和感がある。だが、連絡がないまま「インスタはやっていた」という事実は面白くないだろう。
「相手を心配させてるという意識が全くないんだなと思ったら、もう友達でいるのも馬鹿馬鹿しくなり、それ以来連絡はしていません。もともとその友達から連絡が来ることもなく、遊ぶ約束も他の3人まかせだったので、こちらから連絡するのを辞めました」
友人が女性に絶縁されたと気づくのはいつになるのだろうか。
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