2024年10月07日 12:31 ITmedia NEWS
モバイルネットワークの分析を手掛ける英Opensignalは10月7日、世界各国の5Gネットワーク品質を5ジャンルで評価したアワードを発表し、日本のソフトバンクとau(KDDI)は音声通話アプリ品質で「世界最高レベル」となった。楽天も5G利用率が大幅に上昇した点を評価されている。
ソフトバンクとauは、5G接続時の音声通話アプリの品質で100点満点中84.6点を獲得し、世界最高レベルとなった。ソフトバンクはビデオストリーミング品質でも最高評価を受けた。
また5G接続時のマルチプレイヤーゲームのプレイ体験でもソフトバンクとauは「非常に優れている」と認められた。ゲーム体験で最高評価を受けたのはマレーシアのU Mobileだった。
楽天は、2023年上半期から24年上半期にかけて5G利用率が271.3%と大幅に増えたことが評価された。
この他、5GのダウンロードスピードではブラジルのVivoが最高評価を受けた。この項目で上位に入った日本のキャリアはなかった。
Opensignalは、これまで業界はダウンロードスピードの向上に注力してきたが、今後5Gアドバンスの開発が進展するにつれ、アップロードスピードの向上に注目が集まると指摘。5Gは当初の期待に沿った進化を遂げつつあるが、「商用化や普及にはまだ課題があり、今後の発展が期待される」としている。