お酒の席で小食な人は「割り勘負け」することもある。しかし職場の飲み会で自分より年上で役職も上の人たちから「ワリカンね」と当然のように言われたら、ちょっとモヤモヤするだろう。
「私は全然食べてないしそんな大した店でもないのに6000円支払いさせられました……」
こう語るのは、大阪府に住む30代後半の女性(WEBマーケティング、企画/年収600万円)。「会社の役職が上の男性たちと飲んだときの話です」と切り出し、飲みの場でモヤっとした時のエピソードを明かした。(文:國伊レン)
「庶民派系居酒屋で6000円かぁとがっかり」
そもそもこの飲み会は、仕事の延長のようなものだった。
「その時は食事をしながら今後についてラフに話したいということで呼ばれていました。 私以外は男性でみんな私より役職上かつ年上で、よく飲むメンバーが揃っていました」
最年少かつ女性は1人だけだった。カジュアルな飲み会で、男性陣が選んだ居酒屋は「庶民派系」だった。
「単価も安めのお店でしたが、いいペースで飲み物も食べ物も注文していく男性陣」
と男性たちは飲むだけでなく、食べる量も多かった。一方、女性は「お酒は飲む方ですがあまり食べないほう」だったため、飲み会中は他の人が頼んだものをつまむ程度でお酒を飲んでいたという。驚いたのは、お会計となったときだ。
「『じゃあ割り勘で』と一番上の役職男性が言い出して、きっちり人数分で割り勘。私は全然食べてないしそんな大した店でもないのに6000円支払いさせられました…」
完全な割り勘負けだが、むしろほとんど奢らされたように感じたのではないだろうか。
「プライベートの楽しい時間に6000円なら全然構わないけど、仕事の延長のような飲み会で自分より偉い人たちが大量に食べたものを割り勘しての6000円は割に合わない」
と不満を語る女性。確かに、同じ6000円でも何に使ったかで満足度は変わる。
「そもそも自分よりも偉い人たちに囲まれて気を使いほとんど食べてないのに割り勘、しかも庶民派系居酒屋で6000円かぁとがっかり」
年齢や役職が上の人は多く払うべき、とは明言していないものの、明らかに食べた量が少ない人に対して何の配慮もないことには失望しただろう。最後に自身の考えをこう明かしている。
「自分の場合、お酒をあまり飲まないひととの飲み会なら絶対に割り勘にせず多めに払うし、自分より若手のひとたちと飲むなら少しでも多めに払おうとするけどな、とモヤモヤしました」
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