【写真】「ミニーマウス」に「オーロラ姫」も！ 色んなゲームワールドからディズニーキャラクターたちが登場
■未知のプログラムで滅茶苦茶になってしまった世界を元に戻すため大冒険へ
本作の舞台はボードゲームやアクションゲームなどさまざまな“ディズニーのゲームワールド”同士がつながったはちゃめちゃな世界。それぞれのゲームワールドでは、ディズニーキャラクターたちが平和に暮らしていたのだが、突如現れた未知のプログラム「マネーバ」が世界を壊しはじめてしまった。プレイヤーは自分の分身となるアバターを操作し、ゲームワールドごとに存在する「ミッキーマウス」などの力を借りて世界を元に戻す大冒険に旅立つ。
本作を語る上で欠かせないのが、かわいいドット絵とそれらを滑らかに動かすアニメーションだ。チュートリアルからお馴染みのディズニーキャラクターたちが多数出演し、緻密に描き込まれたドット絵で動き回る姿は圧巻の一言。
冒険をともにしてくれるディズニーキャラクターたちは、ガチャを回すことで仲間になる。チュートリアル時には無料で10連ガチャを引くことができるのだが、このときのみ引き直しが可能。仲間にしたいディズニーキャラクターを狙ってリセマラするのが楽なのは非常にありがたい。ちなみに、すでに持っているキャラクターを引いた場合は限界突破用アイテムの「メダル」に自動変換される。
■オーソドックスでわかりやすいバトルシステム
ストーリーで訪れるワールドは「1-1」、「1-2」と複数のステージで構成されており、WAVEごとに襲ってくる敵を全て倒すとステージクリアだ。パーティに編成できるキャラクターは5体まで。バトルはオーソドックスなコマンド選択式のターン制バトルで、通常攻撃の「こうげき」、敵の攻撃を軽減する「ぼうぎょ」、キャラクターが持つ技を使う「スキル」を選んで戦う。「スキル」は敵を攻撃するだけでなく、敵の能力を下げたり、逆に味方の能力を上昇させたりするバフ、デバフもあってどれも強力。「スキル」使用時に消費される「SP」はパーティ共有のものになっており、「こうげき」や「ぼうぎょ」をすることで溜められる。どのタイミングで「スキル」を使うかの戦略性も重要だ。
もちろん「スキル」は敵も使用してくるし、ステージが進むごとに「毒」や「スキル封じ」といった状態異常を使ってくる敵も出現。ボス戦も結構手ごわく、RPGとしてのやりごたえもバッチリだ。とはいえ、ちゃんと「強化ピクセル」を集めてキャラクターのレベルを上げておけば倒せるので、ゲーム初心者でも安心して遊べるバランスにはなっている。
キャラクターを強くするための各種アイテムはステージをクリアすることで入手可能。所持している「スタミナ」の限り自動でステージをクリアしてくれるオート周回に加え倍速機能もあり、素材集めのストレスはない。加えて、キャラクターをステージに送り出して経過時間に応じてアイテムを見つけてくれる「探索」というシステムもあるため、アプリを遊んでいない時間でもアイテム収集がはかどる。
■気になった所＆総評
念のため気になった所も語っていきたい。ステージに挑戦する際の消費スタミナが、スタミナ上限（初期値は50でプレイヤーのレベルアップで上限が上がる）に対して通常ステージで5～6、EXステージで10～20と多く、結構早めにスタミナが枯渇してしまう。特にEXステージは仲間を強くするためのアイテムを集めるため頻繁に周回することになるため、やりくりがシビア。一応、クリスタル（無償版と有償版がありガチャなどに使用）やスタミナ回復アイテムを使うことで回復はできるが、どちらもそれなりに貴重なアイテムなので、消費はもう少し抑えめに設定してもらえていたら嬉しかった。
今回のプレビューで語った所感や数値はあくまでも開発版で遊べた範囲までの情報になり、正式サービス開始時は異なる仕様になっている可能性もある。それでも、多くの人が遊びやすいユーザーライクな難易度とかわいいドット絵で、ディズニー好きにもRPG好きにも「まずは触ってほしい！」と思う作品に仕上がっていた。筆者もひとりのゲーマーとして、サービス開始日が待ち遠しい。
『ディズニー ピクセルRPG』は、iOS／Android端末向けに2024年10月7日正式サービス開始予定。
