間違っても自分の結婚式で恥をかかされたくないものだ。投稿を寄せた40代女性は15年前、自身の結婚式での衝撃的な出来事を振り返った。
2次会で行われた「新郎新婦への質問コーナー」でのこと。夫の同僚から、まさかの下ネタ質問が投げられたのだ。
「奥さんへの質問です。旦那さんのベッドテクニックはどうですか?」
司会者は夫の友人で、女性は事前に「万一下ネタ質問があっても答えません」と釘を刺していた。ところがこのとき司会者もノリノリで、「どうですか?」と煽ってきたのだった。夫が助け舟を出すこともなかった。絶体絶命のピンチを女性はどのように乗り切ったのだろうか。(文:天音琴葉)
「いいか悪いかで答えてください」と食い下がられ…正直、出てけと思いました
女性はこう続けた。
「『うちはベッドではなく、お布団なので』と答えました。自分で言うのもなんですが、うまいことかわした!と思いました。なのに質問した相手は『それじゃダメです。いいか悪いかで答えてください』と食い下がってきたのです。正直、出てけと思いました」
女性は、質問者が自分の友人なら「ふざけんな」と言いたかったが、相手は夫の同僚だから、言いたくないと目で訴え唇を噛み締めるしかなかったそう。すると、学生時代からの友人が「新婦さん答えたくないようですし、次の質問いきましょー!」と助けてくれたのだ。このとき女性は友人に、一生恩に着ると思ったに違いない。
ところが質問者が「えー、いいか悪いか言うだけでじゃないですか」としつこく、場の空気は最悪に……。結局女性は、「下ネタ質問には答えません」と宣言するしかなかった。
悪夢のような2次会はこのあとも続いた。女性は次のように回想した。
「会の最後には『キース!キース!』と、キスを迫られるコールが。これも、(司会者に)避けてほしいと言っていたのに。しかも夫もキス体制。小声で、『頬か額にしてよ』と耳打ちしたのに、口直撃。一瞬で後ろに飛び退きました。場は白けた雰囲気になるし最悪」
晴れの舞台である結婚式が、女性には罰ゲームのようになってしまった。釈然としない女性は、2次会のあと夫に、「なんで避けてくれと言ったシチュばかり盛り込んだのか」と聞いた。夫が助け舟を出してくれなかったことへの批判の意味合いもあっただろう。すると「その場のノリじゃないか。キスくらい、海外じゃ挨拶だろ」と返してきた夫。これは聞き捨てならなかっただろう。女性は、
「キスの件だけじゃないのに。『ここは日本ですけど?挨拶にキスする文化圏しゃないのですが!』と返して喧嘩になりました」
と打ち明けた。
結婚式は、長い準備期間を経て当日を迎える。そのため式でハプニングがあったとしても、夫婦の絆は深まるものだ。しかし女性の場合、「まあこういうすれ違いがあるカップルですので、色々あって離婚しました」と明かした。
その色々について女性は、元夫が「仕事に理解なかった」、結婚前は家事を分担すると言っていたが「お互いフルタイムなのに家事はしない」と並べ、最後には「離婚して良かった」と結んだ。また女性は、こんな疑問も投げかけた。
「当時は、結婚式での下ネタ、キス強要が横行していたようですが、今はどうでしょう。最近結婚式に出ていないのでわかりませんが、改善されていることを願います」
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